僕達はまた恋をする2 (ページ21)

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梓END ③ ページ21

梓さんと絵麻ちゃんに挨拶をして喫茶店を後にしたものの...
休憩がてらに入ったから、他の店を探さないと

この辺で良い喫茶店ないかな...

「あれー？Aじゃん！」

『椿さん！』

どうして今日は梓さんにも椿さんにも会うんだろう
まだ整理ついてない時に会うと、このままで居たいって甘えて揺らぎそうで今は会いたくなかったのにな

「何してんの？」

『休憩がてらに喫茶店に行こうかなって』

「じゃあ、オシャレな喫茶店あるから一緒に行かね？梓のお気に入りのとこでさ良いところだぜ☆」

さっきの喫茶店のことか...
良い店なのは確かだけど、椿さんには悪いけど今は行きたくないな

でも、なんて断ろう...
周りに何かないかな...

見回して目に入ったのは、ねこカフェ

『あ、あの！私、ねこカフェに行きたいです』

「いいよ。じゃあ行こっか☆」

ねこカフェに入ると、たくさんの猫がお迎えしてくれた

『可愛い～！』

「A、猫好きなの？前に棗の猫に何かプレゼントしてたよな」

『はい、動物全般好きです』

「１人暮らしなんだし、何か飼わないのー？」

『うちの家、動物禁止で...』

猫、癒されるな～

「あのさ、俺の勘違いなら良いんだけど、Aなにかあった？」

『え？』

「いや、さっき会った時暗い顔してたからさ」

私、そんなに顔出てたんだ

でも、椿さんに梓さんの話していいのかな...
椿さんに甘えて話を聞いて貰うなんて悪い気がする

「もしかして梓のこと？ねぇ、俺に話してみてよ？そしたら楽になるって」

『でも...椿さんに悪いです』

「俺からすれば、キミの暗い顔を見る方がやだからさ」

『すみません』

私は椿さんに何があったか話すことにした