僕達はまた恋をする2 (ページ3)

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第47話ページ3

椿side

金魚すくいして、ヨーヨーしたり楽しんでいる弥についているA

弥のやつ、Aを独り占めしやがってー！

「ねぇ、お腹空かない？」

『そういえば、まだ何も食べてないですね』

「何か食べたいのあるー？」

「僕、わたがし食べたい！あと、りんご飴に焼きそば！」

弥には聞いてないんだけどなー

『ふふ、じゃあみんなで分けっこしようか？』

「うん！」

弥ばっかズリぃ！
まぁ、彼女が楽しそうだからいいけどさ

「美味しいね！」

「食べ過ぎたら腹壊すぞー？」

「大丈夫だもん！」

結局、弥が食べたいと言い出したものは全部買った。お金ピンチ...

『椿さんも食べましょ』

「ありがとー！じゃあ、あーん！」

焼きそばを渡してくる彼女に口を開ける

『えっ！？あ、あーん』

俺の突然の行動に驚きつつ食べさせてくれる彼女。とても梓の顔なんて見れないよな

「んー！美味しい！」

『良かったです』

浴衣着てて色っぽいけど、笑った顔はやっぱりかーいいな...

「あ！射的だ！」

『射的...私やったことないです』

「やってみるー？俺が教えてあげる☆」

『じゃあ、お願いします』

射的の景品の中にくまのぬいぐるみがあってそれを狙うことにした

かーいい子には、かーいいのが似合うじゃん？

「じゃ、まずはこう構えて...」

『こうですか？』

「あー、そーじゃなくて...」

彼女の後ろに回り教える

「こう構えて、狙いを定めて...」

『つ、椿さん...』

「ん？何__！」

そうだ。Aって耳弱いんだったけ

無意識に耳元の近くで喋ってたんだな
顔も少し赤いし...

俺と二人きりの時ならいいけど、他の奴らも居る時にそんな顔しないでほしいんだよな

意地悪したいけど今は我慢だ

射的に集中集中！