私の幼馴染みはリアコ製造機 (ページ10)

今日:546 hit、昨日:1,640 hit、合計:40,486 hit

第10話ページ10

昨日約束したゲームをするために辰哉は私の家に来た

もちろん今日も夜ご飯を作っている

今朝、パン屋さんに行った時に食パンを買っていたから
それに合うようにクリームシチューを作った

深「うわっ！久しぶりにこのパン食べたわ～」

『懐かしいよね。昨日照に会って高校時代を思い出したから行きたくなったんだよね～』

深「そういえば、康二に会ったの？」

『うん。偶然ね。本当にビックリしたよ』

康二くん、辰哉に私のこと話したんだ

深「そのあと、康二に送って貰ったんだよね？」

『そうそう。康二くんと話してたら時間が経ってて、気遣って送ってくれたの』

深「今度会うんだって？」

『うん。お礼にご飯に行くことになってるけど、どうしてそこまで知ってるの？』

深「康二、楽しそうに話してたからさ」

『康二くん可愛いよね。あんな弟欲しかったな』

深「一人っ子だもんな」

やっぱり、きょうだいには憧れるな

深「あのさ、昨日も思ってたんだけど男と2人きりになる時気を付けなよ？」

『何が？』

深「いや、あの2人だから大丈夫だとは思うけどさ、下心ある男も居るわけじゃん？何かあってからじゃ遅いしさ」

今だって2人きりじゃん

辰哉にとって私はそういう対象じゃないのは分かってるけど
たまに辛くなる

『シチューのおかわりいる？』

深「おん。ありがとう」

ご飯を食べ終わったあと、いつも通り私達はゲームをしていた

『あっ、そういえば今日仕事場でSnow Manの話になったよ』

深「そうなんだ」

『スノ担が居たみたいで話になったんだよね～』

深「その人は誰推してるの？」

やっぱり、そういうの気になるんだ

『目黒くんと渡辺くんだって』

深「めめとなべか～」

『やっぱり凄い人気だよね。目黒くん』

深「Aはもちろん俺だよね？」

どこからその自信がくるんだろう
私の好きは違う好きなの、気付いてないくせに

『康二くんって言った』

深「えっ！？なんで！？」

『辰哉と照の名前を出したら色々と面倒なことになりそうだし』

深「あ～。バレた時にね？」

『女の嫉妬とか怖いの分かってるでしょ？』

深「まぁ、そうだね」

それにプライベートの辰哉のことを話したくないという謎の独占欲もあるけどね