第152話 ページ3
翔太side
あれからAと何も進展がない
まぁ、進展がないのは俺が動かないからなわけだけどさ
今まで自分からアピールをするってことも
そんなにしてこなかったから、どう動いたらいいか分からないまま時だけが過ぎている
目「しょっぴー、Aさんとはどんな感じなの？」
渡「ん？別に何もないけど」
阿「デートしたんだよね？」
ラ「声かけないの？」
渡「うーん...」
深「次は自分から誘うって言ってたじゃん」
目「え？あれ、Aさんからの誘いだったの？」
渡「うん」
めめは男らしいから、自分から誘うタイプだろうし考えられないだろうな
渡「アイツも俺が好きなのは知ってるし、なんの展開もないってことは振られてんのかな？」
岩「動かない限り、始まらないんじゃない？」
渡「いや、気持ちは伝えたじゃん」
ラ「しょっぴー、照れ屋さんだもんね」
佐「俺だったらグイグイいっちゃうな〜」
深「でも、なべの場合はさ幼馴染みじゃん？また違うんじゃない？」
目「でも、好きな気持ちは変わらないから」
佐「おー！」
渡「カッコいいよな。お前」
岩「結局はさ、翔太がどうなりたいかだよね。彼氏になりたいなら振り向いてもらう必要があるし、伝えたかっただけなら終わりでしょ？」
渡「うん」
あれ？
俺はAとどうなりたいんだろう
好きな気持ちはあるけど、そこまでは考えたことなかったかも
ラ「とりあえず、もう1回デートしてみる？」
佐「そうだね。それが良いかも」
渡「何処に行けばいいの？」
阿「いや、それは自分で決めようよ」
そういえば、もうすぐ花火大会だよな...
渡「花火大会でも誘ってみるわ」
佐「良いじゃん！」
向「あっ！花火大会は無理ちゃうかな」
佐「なんで？」
渡「え？なんかあるの？」
向「舘さんと行くって言ってた」
渡「えっ、なにそれ。聞いてないんだけど？」
向「2人だけで行くからちゃう？」
渡「はぁ？」
向「去年から約束してたみたいやで」
渡「去年？」
深「舘さん、珍しく積極的じゃん」
向「そうやねん」
佐「じゃあ無理そうだね」
向「俺、舘さんを花火大会誘うつもりやってん。振られたから、めめ一緒に行こ？」
目「別に良いけど」
佐「去年はＷデートしてたんだっけ？」
阿「そうそう。俺達に合わせてくれてたけど、俺達の方が邪魔なんじゃないかと思うぐらい仲良かったよ」
佐「へぇ〜」
2人で花火大会？
マジで何も知らないんだけど...
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作者名：yuki07 | 作成日時：2024年1月20日 10時
