ツンデレ幼馴染みと鈍感女子3 (ページ9)

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第108話ページ9

翔太side

マジでクリスマスパーティーがあって良かった
1人で過ごしてたら、寂しい男になってたし

Aのサンタ服も見れたし
まぁ、めめとペアルックっていうのは気に入らないけどさ

つか、いつから仲良くなったんだよ

"蓮くん" "Aさん"ってさ...

もしAが、めめを好きになったら相手にすらなれないって

照にたいしても、アイツにだけ別でチョコなんか用意してさ...
照もなんか照れてたし

今、隣を見たら涼太から貰ったマフラー巻いて楽しそつに笑ってるAの姿があるわけで

って、俺こんなにモヤモヤするタイプだった？
だいぶ、めんどくさいやつじゃん

宮「じゃあ、俺こっちだから」

渡「あぁ、うん」

宮「ちゃんとAを送ってあげてね」

渡「分かってる」

『涼太くん、バイバイ』

お互いに手を振って別れた
無邪気だよな

雪が降ってきて、だんだん寒くなってきた
Aも寒そうだからココアを飲んで暖まることにした

そしたらAから梨花のことを聞かれた
何も悪くないのに、自分のせいじゃないかと心配してるA

悪いのは彼女居るのに他の女子を見てる俺だから

とは、さすがに言いにくい

渡「Aは関係ないから。俺が愛想つかれただけだから」

言ってることは間違いないし

『そんなことないよ。翔太くん、梨花ちゃんのこと大事に想ってたのに...』

渡「そんなに良い彼氏に見えてた？」

『学校でイチャイチャしたり、放課後デートしたりすごく仲良かったしお似合いだった』

渡「そんなにイチャイチャしてた？」

『幸せそうだなって思って見てたよ』

渡「...そっか」

俺達、そんなにイチャイチャしてたんだ
やっぱりAにばっちり見られてんだな

渡「まぁ、さすがにクリスマスイブに別れを告げられるとは思わなかったけどな」

『そうだよね』

渡「やっぱ、それなりにショックだったからさパーティーあって気も紛れたし良かった」

『本当に大丈夫？』

渡「何？心配してくれてんの？」

『当たり前でしょ』

渡「...じゃあさ、慰めてよ」

『え？』

渡「俺のこと心配なんだろ？慰めてよ」

多分、Aは本当に心配してくれてる
なのに俺は冗談で言ってみた

ドラマとかなら慰めのキスとかあるじゃん？
Aならどうするんだろうって

試すようなことしてるの知られたら涼太に怒られるだろうな