ツンデレ幼馴染みと鈍感女子3 (ページ7)

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第106話ページ7

岩本くんに渡したあと、涼太くんにマフラーのお返しにプレゼントを買ったもの持って行った

『涼太くん。これマフラーのお礼』

宮「お礼なんていいのに...」

『たいした物じゃないんだけど』

涼太くんに渡したのは薔薇が描かれたハンカチ
涼太くん=貴族貴族=薔薇
なんて子供っぽい考え方で選んでしまった

宮「ありがとう。大切に使うね」

『うん』

プレゼント交換を終えて、寂しいけど飾り付けを外し始めた

台を使いながら飾り付けを外していると蓮くんが手伝いに来てくれた

目「Aさん。俺、やりますよ」

『でも出来ることはやりたいから』

目「女の子なんですから怪我してほしくないんで変わります」

『じゃあ、お願いします』

目「はい」

意外と頑固なところあるんだな

「目黒くんってさ、全女子の理想の彼氏だよね」

『急にどうしたの？』

「だってさ、身長高いしカッコよくて優しくて、どんな時も女の子扱いしてくれて完璧じゃない？彼女に選ばれる女の子ってどんな感じなんだろ」

確かに蓮くんに選ばれる女の子気になるかも
というか、彼女が居ないことのほうが不思議かもしれない

目「どうかしました？」

『え？』

目「いや、凄い俺のこと見てたから」

向「Aちゃんも、めめに釘付けになるんやね」

『そんなんじゃ...』

向「照れんでいいのに～。美男美女やで」

どうやら康二くんに指摘されるぐらい目黒くんのことを無意識に見すぎてたみたいだ
目黒くんの話をしてたから余計にそう見えたんだろうな

『ごめんね』

目「なんで謝るんですか？」

『嫌だったかなって...』

目「全然そんなことないですよ。話も聞こえてたし」

「ごめん！恋ばなになると盛り上がっちゃって！」

目「でも選ぶ、選ばれるじゃなくて自然と引き寄せられると思うんだよね」

「言うこともカッコいい！」

確かにカッコいいけど
なっちゃんには阿部くんが居るのに、そんなこと言ってていいのかな？

目「あんまり俺の話をしすぎてたら阿部ちゃんにヤキモチやかれるかもしれないですよ」

「それはそれで嬉しいんだけどね！」

『そんなものなの？』

「だって愛されてるって感じするじゃん！中学生の時の彼氏にヤキモチやかれなかったの？」

『妬かれたことなかったし、妬いたこともない』

「そっか～。まぁ、そのうち分かるって！」

その日が来るのがいつになるのか...