ツンデレ幼馴染みと鈍感女子3 (ページ6)

今日:47 hit、昨日:93 hit、合計:108,225 hit

第105話ページ6

サンタの服を着て帽子を被った姿でみんなのところに戻った

目「お待たせ」

向「ええやん！ペアルックやから身長差あるカップル感あるで」

『私、背低いほうだから妹に思われるよ』

佐「こんな可愛い妹なら大歓迎だよね」

深「やっぱサンタ服いいよな～。彼女出来たら、この格好で"プレゼントは私"って言われてみたいもん！」

深澤くんの発言に引いたのか誰も返事しなかった

深「ちょっ！本気で引かないでよ！」

「そんなこと言う女の子居ないよ」

深「現実そうだよな～」

向「そういやプレゼント交換まだやったな」

宮「そうだったね」

話を切り替えプレゼント交換の時間になった
曲を鳴らして音が止まったタイミングに手にあったプレゼントが自分の物になる

結局、私はタオルにした
だいたいの人は部活をしているから普段使えるものを選んだ

佐「じゃあ涼太、スタートの合図よろしく」

宮「Let's party time！」

誰のが当たるか分からない状況がドキドキする

みんなも誰からのか分からないからワクワクしている
この中に私が選んだタオルの人が居るんだなと思うと
センスの無さが申し訳ない

深「タオルだ！これ、誰！？」

『あっ、それ私』

深「Aちゃん！？やったー！」

私のプレゼントは深澤くんに渡ったみたいだ

『ごめんね。男の子に渡すもの何が良いか分からなくて無難なタオルにしたの』

深「全然いいよ。部活の時に使うね！ありがとう」

『うん』

お礼を言われるような物じゃないけどね

そして私の手にきたプレゼントの中身はお菓子の詰め合わせ
これをプレゼントにする人は1人しか居ないだろう

『これ、岩本くん？』

岩「うん。櫻木さんに当たったんだ」

『美味しそう！』

岩「クリスマス限定品だからレアだと思う」

『そうだ！実は私も岩本くんに用意してあるの！』

岩「え？俺に？」

この間、お店に行った時に私もクリスマス限定のお菓子があって岩本くんが好きそうな感じだったから買っておいたんだよね

『はい！チョコレート！』

岩「うわっ！美味しそう！」

『岩本くんが喜びそうな顔浮かんで、つい買っちゃった』

岩「...ありがとう」

嬉しそうな顔をしていたかと思えば、少し照れ臭そうにしている
こういうのがギャップって言うんだよね

向「照兄だけいいな～。俺にもちょうだい」

岩「ダメ！これは俺が貰ったやつだから」

向「ケチ～」

つい甘党仲間の関係で買ってしまったけど贔屓になっちゃったかもしれないな