ツンデレ幼馴染みと鈍感女子3 (ページ40)

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第139話ページ40

翔太side

みんなと恋ばなして教室に戻ると
Aとふっかが話している姿があった

同じクラスになってから
さらに、ふっかと仲良くなったんだよな

様子を見ているとAの顔が赤くなった

気になって俺が話しかけると、あの時の話をふっかにして思い出して顔が赤くなったみたい

一応意識してくれてることには安心したけど
思い出したとはいえ顔赤くなりすぎじゃない？

どんな聞き方したのか気になって
放課後、ふっかに聞くことにした

渡「なぁ、Aになんて話聞いたの？」

深「なべの話は、舘さんにも橋本さんにも言いにくいだろうなって思って、話聞くよ～って」

コイツ、こういうところがモテるんだろうな

渡「で？なんて言ってた？」

深「やっぱり幼馴染みとしてしか見てなかったってさ」

渡「だよな」

深「告白されてキスもされて意識しないの？って聞いたら意識したら戻れなくなる気がするって。関係がおかしくなるなら幼馴染みのままでいたいってさ」

渡「俺、普通に元に戻れないからって言っちゃった」

深「良いんじゃない？正直に言わないとAちゃんには伝わらないでしょ？」

渡「うん。だから俺が涼太に告白したことも、幼馴染みじゃなくて1人の男として見てほしいことも伝えた。スゲー恥ずかしかったけど」

深「やるじゃん！なべ！」

ここまで濃い話は、コイツとしか出来ないよな

深「あっ。あと俺、なべとのキスどうだったか聞いたんだよね」

渡「はぁ！？何聞いてんだよ！お前直球すぎ」

深「いやいや。どう思ってるか大事じゃん？」

渡「で、なんて言ってた？」

深「ほら～。気になるんじゃん」

渡「当たり前だろ」

告白されて、キスされたのを思い出したとはいえ
顔赤くなりすぎてた理由が分かったわ

深「Aちゃんにとっては初めてなわけじゃん？だから、なへがキス慣れてるなって思ったらしいよ」

渡「確かに経験はあるけど、慣れてるほどじゃない」

深「どうしたらいいか分からなくて、なべに委ねてたって言ってたからさ、男ってリードしたいから理想のキスだよって言っといた』

渡「まぁ、確かにそうだよな」

俺に委ねてるA、ヤバかったもんな

深「キス、嫌ではなかったみたいだよ。知らないなべに戸惑いはあったみたいだけど優しかったってさ」

渡「そっか。怖くなかったなら良かった」

俺にベラベラ喋るコイツも凄いけど、Aもこんなことコイツに話せるんだ
まぁ、ふっかにだから言えるっていうのもあるか