ツンデレ幼馴染みと鈍感女子3 (ページ12)

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第111話ページ12

久しぶりにみんなに会えたから盛り上がってしまった

向「Aちゃんはさ、彼氏出来たらやっぱ初詣とか一緒に行きたいタイプ？」

『私はどっちでもいい』

向「そうなんや～。俺は行きたいタイプ！いっぱい思い出作りたいやん？」

『私が付き合った時は受験勉強で忙しかったから、そんなにデートしたことなかったな』

向「なるほどね。今の時期ならイルミネーション見に行くとかどう？」

『イルミネーションか...この間、涼太くんと見たよ』

宮「綺麗だったね」

向「えっ！聞いてないよ、舘さん！」

宮「いや、なんで教えないといけないの」

向「冷たいな～。ほんまにツンデレ！」

宮「そんなんじゃないから」

このテンポ感には、さすがに入れないから
楽しそうな2人の会話を横で見ながら笑っていた

渡「あっ、ふっか」

深「また会ったね」

佐「何してんの？」

深「普通に話してる」

渡「普通ってなんだよ。なんか涼太と康二言い合いになってんな」

深「あぁ。なんかAちゃんとイルミネーションに行った話したら康二が反応してさ～」

渡「あぁ～。なるほどね」

佐「何それ！？涼太とデートしたってこと！？」

深「さぁ？そういうことじゃない？」

『あっ、翔太くんに佐久間くん』

佐「あけおめ～」

『今年もよろしくね』

渡「あのさ...クリスマスの時のアレ、ごめん」

『アレって、何？』

渡「いや、ハグのやつ」

翔太くん、気にしてたんだ
慰めるにも方法が浮かばなかったんだよね

『全然気にしてないよ』

渡「そっか。良かった」

『うん。気にしないで』

渡(全く気にしてないのも複雑なんだけど)

なんだかんだ、みんな初詣に来ていたみたい
会ってないのは、阿部くん、目黒くん、ラウールくんぐらい

深「クリスマス以来だね～」

佐「パーティー楽しかったよね～。またやりたいな～」

向「またやる？」

深「その頃にはさ、このメンバーの中に彼女居たりするんじゃない？」

岩「どうだろう」

佐「俺は嫁が居るからいいよ」

深「Aちゃんだって可能性はゼロじゃないからね」

『でも受験があるし余裕ないから作らないんじゃないかな』

向「えー！もったいないよ！」

『みんなと居るの楽しいから、独り身でもいいの』

向「確かに楽しいけどな」

3年生だと受験が控えてる
中学生の時のこともあるし、彼氏を出来ても余裕がなくて
ちゃんとした恋人らしいことも出来ないって同じことになりそう

同じことは繰り返したくない