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第23話 ページ24

長義が現世に行って数日が経った

私の知らないところで、しっかりと長谷部に引き継ぎをしてくれていたおかげでスムーズに進んでいる


『ありがとう、長谷部。助かるよ』

「いえ。これぐらい当然のことです」


長義が来る前は
たまに長谷部も私の職務を手伝ってくれていたから慣れたものだ


『懐かしいね。昔を思い出すよ』

「えぇ。こういった仕事は山姥切には不向きでしたから」

「確かに」

「それはすまない」

『でも、いざという時は頼りになるよ』

「それはそうですね」

「珍しいな。長谷部が俺を褒めるだなんて...」

「褒めてなどいない。俺は主に返事をしているだけだ」

「そうか...」

「...だが、お前はこの本丸の近侍だ。認めていないわけではない」

「長谷部...」

「長谷部さん、ツンデレだ!」

「乱...」

『本当にツンデレだよね。長谷部は』

「主までからかわないで下さい」

『ごめんごめん』

最近は忙しくて、この部屋に用事がある刀剣男士以外は遊びにくることがなかったから賑やかで楽しいな


「長義はいつ帰ってくるの?」

『まだ時間かかるみたい』

「大変なんだね」

『まぁ、久しぶりに向こうでのんびりしてくるのも良いかもしれないね』

「主さんは、寂しくないの?」

『そりゃ、寂しくないって言ったら嘘になるけど、こうしてみんなが傍に居てくれるから大丈夫だよ』

「そっか」

『でも、長谷部には迷惑かけちゃってるよね。ごめんね』

「いえ。なんなら、役目を俺が変わっても良いぐらいですよ。主の役に立てますから」

『ありがとう。また、困った時はよろしくね』

「はい」

「本当は大将の傍に居たいだけだろ?」

「うるさい」

「手が止まっているぞ。本歌に見られたら叱られるぞ」

『あっ!いけないいけない』

「邪魔しちゃった?」

『そんなことないよ』

「そろそろ、俺達はそろそろ部屋に戻ろうか」

「そうだね」

「じゃあ、主。頑張ってね」

『うん。ありがとう』


さっきまで賑やかな部屋がシーンとなると寂しくなるのは宴会の終わりと似てるな


『やっぱり、みんなと居ると楽しいね』

「最近はあんたも忙しかったからな。こう集まることは少なかったな」

『また、みんなで遊びに行きたいね』

「何処か行きたいのか?」

『もうすぐ暑くなるし海なんて良いんじゃない?』

「海か。悪くないな」

『それから〜』


みんなとしたいこと、たくさん浮かんでくるな

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設定タグ:刀剣乱舞 , 山姥切国広 , 山姥切長義   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2022年3月14日 2時

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