検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:22,814 hit

第98話 ページ1

審神者様から手紙が送られてきた

そこに書いてあったのは、ごく普通の内容だった
だけど、あの審神者だ
何を考えているのか分からない


「A?」

「手紙の内容はなんだ?」

『それが...』


手紙にかかれていたのは
以前、私が審神者様の本丸へ行った時に忘れ物をしたらしく取りに来てほしいという内容だった


「忘れ物?」

『うん。何か忘れたかな...』

「でも、手紙を送ってくるぐらいなんだし、忘れ物も送ってくれたらいい話だよね」

「確かに...」

『何か、他にもあるのかもしれない』


正直、行きたくはないが
前に三日月さんに悪いことをした
謝るには良い機会かもしれない


『私、行ってくるよ』

「なんで!?」

『ほら、自分の物だし自分で取りに行くべきじゃない?』

「それはそうだが...」

『大丈夫。スグに帰ってくるよ』

[俺が付いていこう]

『三日月さん?』

[そなたを1人で行かせるわけにはいかない。あの審神者は何を考えているか分からんだけにな]

『でも...』

「向こうの三日月さんに、恋仲になったって伝える良い機会なんじゃない?」

『え?』

「まだ(仮)だがな」

「そうすれば邪魔者も居なくなるし、Aさんも気にすることなくなるかも!」

確かに、伝えないといけない相手かもしれない

『わかった。じゃあ三日月さん、当日お願いします』

[あい、わかった]

私の為にも、三日月さんの為にも
早く終わらせないといけない件だ
心の準備をしておこう

[.....]





当日がやってきた
昨日は色々と考えてしまって眠れなかった
審神者様のこと、三日月さんのこと...


「気をつけてね」

「三日月、Aのこと頼んだよ」

[あぁ]

『じゃあ、行ってきます』

[行ってくる]

「「「いってらっしゃい」」」

みんなに見送られ、本丸を後にした




[Aよ。三日月宗近のことだが...]

『大丈夫です。ちゃんと伝えますから』

[...そうか]


いろんな意味で緊張する

でも、終わらせなきゃいけないんだ

第99話→



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
45人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ , 三日月宗近   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆきんこ | 作成日時:2021年1月3日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。