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A side
『鬼さんこちら〜手―のなる方へー！！』
ノーマン「絶対に捕まえるからね！」
自由時間の鬼ごっこ。私とノーマンの最後の一騎打ち。
私は鬼ごっこの時は常に最後まで生き残る。ノーマンの目のつかないところに隠れたり、
石を投げて自分がいない方に音を立てて気を引いたり、ここで鬼ごっこしてるうちにそういう策略が身についた。
体力はエマより劣ってるけど、ノーマンよりはあるつもりだし、
正直一騎打ちになってしまえば体力勝負。ほぼ勝ちは決定。
『私が勝ったら、ノーマン今日お姫様言葉で喋ってね！』
ノーマン「じゃあ、僕が勝ったらAがお姫様言葉ね！」
そんな約束を取り付けた結果は…
ノーマン「A早くハウスに帰りましょう」
『っふふ！よーし、帰ろう！』
ノーマンは賭けに負けたので、約束通りお姫様言葉を話してくれている。
ノーマン「それにしても、Aに負けたのは不甲斐ないですわ」
『ふふ。不甲斐ないとかいいよ、ノーマンが凄いのは変わりないしさ。』
ノーマン「うっ！う、うん！！ありがと！」
少し上ずった声になって、顔まで赤くするノーマンだけど、私は気にせずノーマンの手を握って、
ハウスまでその状態で帰った。ハウスに帰ると、顔が真っ赤なノーマンを見たレイが、
私とノーマンの手を離して、さっさとノーマンを何処かに連れて行ってしまった。
ノーマンが連れていかれて、あ、私独りぼっちだ、と思っていたら、
後ろからフィルが飛びついてきた。
フィル「A。僕と一緒に食堂に行こうよ！」
『うん、いいよ！フィルは今日の鬼ごっこ楽しかった？』
私がフィルと手を繋いで歩き始めながらそう問いかけると、フィルは満面の笑みで答えてくれる。
フィル「うん！僕みんなと鬼ごっこするの楽しいから好きだよ！」
『そっか！フィルって鬼ごっこで逃げるのうまいもんねぇ』
フィルは誰が鬼でも大抵最後の六人程度には残っている。
策略もそうだけど、判断力があるんだと思う。そもそものＩＱも高いと思うから、
将来有望だ、フィルは。フィルの頭をそう言って撫でると、嬉しそうに笑ってくれた。
フィル「Aも凄いよ！」
『ありがとう』
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惡者(プロフ) - ごまさん» コメントありがたきです！終わり方めっちゃボロボロですが好きと言ったいただけて嬉しいです！ (2019年10月1日 21時) (
レス) id: 4ea0228fbc (このIDを非表示/違反報告)
ごま - あっ………もう、なんか、ﾝｰｰｰｰすき(語彙力) (2019年10月1日 19時) (レス) id: ddcdb3f868 (このIDを非表示/違反報告)
惡者(プロフ) - まる。さん» ありがたいです！ (2019年8月22日 19時) (レス) id: 684d19fcbf (このIDを非表示/違反報告)
まる。 - え、まって好きです (2019年8月22日 18時) (レス) id: 76c9882528 (このIDを非表示/違反報告)
惡者(プロフ) - 、さん» ミスだったんですね！全然大丈夫です！コメントの通知が来るだけでワクワクして嬉しいんで逆にありがたいです！ (2019年8月15日 19時) (レス) id: 684d19fcbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悪者 | 作成日時：2019年2月20日 23時
