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「ジュン君とはいっつも二人でご飯行ってるし、今日は茨君とご飯行くから」
「俺、嫌です」
付き合ってもない、別に彼女がいて私のことを悲しませたジュン君が一体なんで私を縛る権利があるのか。
私には皆目見当もつかないし、私が誰と仲良くしようが交際しようがそれは私の自由だ。
「私もジュン君にそうやって縛られるのはすごい嫌」
「違います！縛るって、そんなつもりじゃ...」
初めて言い返されたからか知らないけど、ジュン君はなんだか焦ってて、私はそんなジュン君を置いて移動用の車に茨君と隣り合って乗り込んだ。
ジュン君は私の好きな人で、嫌われないように可愛く見てもらえるようにって色々気を遣っていたけど
ジュン君は彼女を作るし、でも私を手元に置いておきたいし、おでこにキスするし、好きとかいうし
無自覚タラシもいい加減にしてもらわないと困るものだ。
「今日行こうと思ってるお店ここです」
居酒屋をネットで調べて写真を表示して見せると、茨君は「おぉ〜！」といい反応を見せてくれる。
「個人的には焼き鳥がすごい美味しいです」
「じゃあ行ったら焼き鳥を頼むことにしますね！」
そんな食べ物トークを繰り広げていた。
しばらくすると車にジュン君が乗り込んできて
あれだけ焦っていたからしょぼくれていると思いきりゃ、私の隣に腰掛けた。
私は茨君とジュン君でサンドイッチになっていて、そんでもってジュン君と茨君の睨み合いが始まるものだから困ってしまう。
すると
「そういえばA、俺の家に服置きっぱでしたよ」
睨み合い中、ジュン君は突然話題を切り出した
そうして「俺の家」なんてワードに茨君は目を見開いた
「ジュンの家に行ったんですか？」
「土砂降りで電車が止まってて、ジュン君にお願いだからって言われたので...」
茨君に弁解していれば、ジュン君は私の被っていた帽子を持ち上げて
「あとこの帽子返しときますね。俺のと交換」
と、微笑んでみせた。生憎私はこの笑顔に弱いのだ。
私の中で魔性の笑顔という命名がついたほどには心臓に悪い。
何を考えているのかあんまりにも絡まれるものだから席の交換を提案した
「茨君席変わってください」
すると、ジュン君はそうはさせないと運転手に今すぐ車を出すようにとお願いした。
一体何がしたいのか、全然ピンと来ない。
そんな頭の中がモヤモヤな私にジュン君は更に混乱を招く
「さっきはすんません。束縛しようとするのはやめます」
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悪者(プロフ) - 莉央さん» コメントありがとうございます！ゆっくり更新ですががんばるのでこれからも応援よろしくお願いします🙇♀️ (2023年1月1日 11時) (
レス) @page18 id: f095c849de (このIDを非表示/違反報告)
莉央 - 切ない…好き… (2022年12月25日 17時) (レス) @page18 id: cdf713c673 (このIDを非表示/違反報告)
悪者(プロフ) - 美玲さん» いえ!!!私が勝手に所長にしていたので、なんでだ?って思われてた方がいるのはおかしくないですよ!むしろ分かるようにかけていない節はあるので💦わざわざコメントありがとうございます!更新頑張りますね✊🔥 (2022年7月22日 18時) (レス) id: 16d60067cc (このIDを非表示/違反報告)
美玲(プロフ) - そうなんですね！すみません、理解力と語彙力と画力は微塵もないばかりに……(最後ふたつは関係ない）ようやく理解しました！更新楽しみにしてますね！頑張ってください!!!!! (2022年7月22日 15時) (レス) id: 0536cf4548 (このIDを非表示/違反報告)
悪者(プロフ) - 美玲さん» はい!茨くんは副所長ですが、このお話の中では昇格して所長という設定に勝手にしてます😵💫昇格の仕組みとかはいまいち知らないんですけど茨くんだったら20歳超える頃には偉くなってるんじゃね?と思いそういう設定にしてます笑 (2022年7月22日 8時) (レス) id: 16d60067cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悪者 | 作成日時：2022年5月16日 19時
