なくしもの�� ページ4
*
うちの学校の昼休みは自由だ。
中庭で談笑してる女子もいれば、教室で暴れてる男子のいる。
図書室で勉強に励む人もいれば、マイキーのように寝る人もいる。
「お昼寝なんて呑気だね。保健室で寝ればいいのに屋上で膝枕って」
「
「寝なくていいじゃん」
「...眠いんだもん」
少し拗ねて、そのまま眠りにつく。
私はそんなマイキーの頭の上で本を開いて読書。
これが日課だけど、本来屋上は入ったらダメだから先生からは「入るな」と言われているし
日が当たって日焼けしそうだけど、マイキーは屋上がいいらしい。
流石に先生の注意に背くのはやばいよねー。
なんて思いながら、マイキーのわがままに付き合ってる。
チャイムが鳴ったら、いつも通りにドラケンがマイキーを迎えに来て私は自分の教室に戻り授業の準備。
ドラケンに起こされたマイキーは最高に不機嫌だけど、私が頭を撫でてやれば満足してそのままドラケンの背中で眠る。
「ドラケン、いっつもありがとうね」
「お互い大変だな。ムラサキは大会控えてんだろ？」
「うん、朝部活あるから早起きしなきゃで授業中すんごい眠いよ」
「遅起きマイキーとは真逆だな。まあ頑張れよ」
「うん！」
ドラケンに手を振って、私は教室に帰り、授業の準備をした。
＿＿＿
「A、今日も部活？」
廊下で珍しくマイキーに話しかけられた。
いっつも寝てるか、ドラケンといるか、食べてるかなのに。
「そうだよ。ドラケンは？」
「ケンチンはなんか呼ばれてどっかいった」
「ドラケンいないのに起きてるの珍しいね」
なんて言えば、少し頬を膨らませる
「Aと話してるから起きてんの。Aいなかったら寝てる」
「ふふ、なんだそれ。じゃあ部活行くからバイバイ」
「うん、頑張れ」
妙なところで拗ねたマイキーも私が少し笑ったらすぐに膨らませた頬を元に戻した。
今日もおそらく家の前で待ってるだろうし、急ぎめに帰ってあげよう。
部活では、またマイキーの話で
「たい焼き好きってことは、和菓子好きってこと？」
「じゃあ今度和菓子屋寄るから佐野君の家教えてよ〜！」
「個人情報だし、そんな簡単に教えれないよ」
「まあそりゃあそうなんだけど〜」
中学に上がってから、マイキーの事を聞かれることが多くなって、なんとなく不安に思うようになった。
マイキーにもいつか彼女ができるんだろうなって、じゃあ私は離れないとなって。
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悪者(プロフ) - しきさん» 某実況者のお話でしょうか？そちらの方は1度界隈が荒れて、そもそもルール的には二次創作があまり良いものではないという批判を受けていたから消しました。 (2021年7月30日 20時) (
レス) id: 42eb8f8da0 (このIDを非表示/違反報告)
しき - 美味しいご飯が食べたい話 (2021年7月30日 14時) (レス) id: 1586e9f170 (このIDを非表示/違反報告)
悪者(プロフ) - しきさん» 春風を待つから来られたのでしょうか。私の記憶が正しければこの作品は元々なくしものだったと思います。 (2021年7月28日 20時) (レス) id: 42eb8f8da0 (このIDを非表示/違反報告)
しき - コメント失礼します。違う作品、この作品のひとつ前の作品から来ました。久しく見ていなかったので見てみたら違うものになっていました。なぜ消し、違う作品を作ったのですか？ (2021年7月28日 15時) (レス) id: 1586e9f170 (このIDを非表示/違反報告)
悪者(プロフ) - 苺ミルク飴さん» コメントありがとうございます！学業と両立での更新なので拙い作品だと思いますがそう言っていただけてとても嬉しいです！更新頑張りますね！ (2021年5月25日 18時) (レス) id: 7f9fad3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悪者 | 作成日時：2021年5月16日 5時
