君のために ページ2
「A？まだ寝れそうにない？」
「もう大丈夫だよ..」
君は嘘をつくとき語尾が下がる。
この僕が知らないと思った？笑
静かに通話を切った手は
雨にぬれてひやりと冷たい
「嘘つきなお嬢さん」
雷もホラー映画も
苦手なA
いつも電話がかかってくるんだ
��怖いの��
震える声
毎日そばに居られたら
まもることもできるのに。
何度自分を責めただろう
ごめんな、A
朝の天気予報
君に出会ってから
毎日欠かさずチェックしてるよ
『今日は各地で雷も発生しますのでお気をつけください』
テレビからの声に耳を傾けながら
Yシャツのボタンをとめたあの時
また、A怖がっちゃうかな
真っ先に君のこと考えた
運のいいことに仕事は
はやくおわるから。
今日は
会いに行こう。
そう決めたんだ
君からの電話。
いつも通り３コール目で出た
ほんとは画面に��A��とでた瞬間
ボタンを押したいくらい
君を近くに感じていたくて。
雨が降りだすと同時に
足を急がす
君が待ってる。
そう思うだけで
内緒で会いに行くと思うだけで
自然と
笑みがこぼれてしまった
「びっくりするかな^^」
もう今日は我慢しなくていい
泣いてもいいよ
ひとりじゃないから。
ドアが開いたと同時に
目の前にいたのは
目から今にも涙がこぼれそうな君だった
「あれ、なんか、晴れちゃったみたいだね。笑」
おどけてみせる、それがぼくの悪い癖
いつの間にか晴れて
さっきまでの曇り空は嘘の様だ
「オッパ！」
驚くA
もう泣いてない？
怖くないかい？
「会いにきてくれたの？」
何も言わずサッと抱き寄せ
からだいっぱいに温もりを感じれば
君の大粒の涙は
雨のように滴となって
俺の肩をぬらすんだ
「びっくりさせちゃった？笑」
いたずらに笑ってみれば
君もつられて微笑んだ
かわいいかわいいお嬢さん
今夜は星は見れなさそうだ
だから
かわりに僕がきたよ
「遅くなってごめんね」
君のそばでずっと輝く星になりたい
君を照らす 太陽でいたい
そして
雨からも、Aの嫌いな
雷からも
守りぬく、そんな強い男でいたいな
「もう雷止んだけど..そばにいてね」
僕ら二人には
怖いものなんてないさ。
「もちろん^^」
End
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らいおんうぃるす(プロフ) - 更新待ってます!!!!!!!!!!!!!!!!! (2015年2月5日 20時) (
レス) id: 4409e74478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2014年7月6日 1時
