特別 ページ47
「いや？何でもないよ^^」
ウソをついた
「ふ〜ん」そっけないユンギ
自分がいつもとってる態度
されるとこんな気持ちになるんだね
ましてや好きな人からなんて
今更ながら 反省したんだ
「これも、すげー嬉しい」
私をよそに
プレゼントを次々と鞄からとりだす
なんなの
見せつけてる？
悲しいけど
そんな表情みせない
それが私だ
「あ！ほんとだ！可愛い！」
一緒になって食い付く
思った通り
ユンギのリュックの中は
色とりどりの紙袋や小さな箱が
つまっていた
わたしのプレゼントなんて
ユンギにとっては
どれとも変わらず
同じにしか見てくれないのかな
開けてしまえば
ただの箱
何だか虚しい
「これさ、お前に似てる。これも。」
袋から顔だす
ウサギのぬいぐるみ
両手でつかみ
ニコって
笑った彼に
胸が高鳴ったのは内緒ね。
なぜか自分に微笑んでくれているように
思えてしょうがないの
「そうかな〜..似てる？」
私の言葉に
「似てる」と言って聞かない
「これもお前っぽいな。雰囲気」
鞄から出すやいなや
床に広げだす
「なあ」
辺りに広がったプレゼント
袋や箱を見渡す彼
「お前からのプレゼントが無いんだけど。」
少し笑いながら睨む彼
「え？」
本当はあるけど...
今すぐにでも渡したい
けど今渡したら
みんなのプレゼントに埋もれてしまいそう
そんなの嫌だ
でもさすがユンギだね
私の鞄を指差すの
「本当はあるんだろ？」
お見通しみたいだ
仕方なく頷き
ぶっきらぼうに取り出した
「これ。はい。」
好きな人への渡し方
そんなの私には分からないから...
「サンキュ」
案の定かえってくる言葉も短くて
今年の彼の誕生日も
いつもと変わらず終わるんだね
そう悟った
なのに彼は
わたしから受け取ったあとも
開けようとしない
「...中見ないの？」
不思議に思い
「開ければ？」と急かした
「お前のは特別だからな。まだ開けない。あ、俺が言ってる意味分からないとか無しだから」
そう言って嬉しそうに
「ありがとう」って
目を真っ直ぐみてくれたんだ
どうして
こんな人に惚れたかな
腐れ縁
わたしにとっては大切な繋がりでもあったよ
「中身楽しみしとく^^」
期待してもいいかな。
長く想ってきたから
特別
その言葉に今だけは
身を委ねさせてください
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まかろん(プロフ) - ﾇﾅさん» 少し変わったお話ですが！リクエストのお陰でストーリーの幅がひろがりました！ (2014年6月28日 2時) (
レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - なつじんさん» ありがとうございます（＾＿＾）！グクのお話無事完結しました！ (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ﾇﾅ - ｼﾞﾐﾝちゃんのﾇﾅ嬉しいーー(*^^*)更新たのしみです♪ありがとうございます！ (2014年6月27日 8時) (レス) id: 94cddae186 (このIDを非表示/違反報告)
なつじん - ぐく ( ´Д` ) 泣きすぎて呼吸が ....。続き期待してます！ (2014年6月25日 8時) (レス) id: 75868ca315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - アミさん» グクのお話、なんか思ったより切なくなってしまいました。鼻血 (2014年6月23日 23時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2014年6月11日 11時
