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守らせてください ページ37

ーーー


「お疲れ様でしたー!!!」


メンバー7人
横に一列に並んで
監督に挨拶をした

なんとか群舞シーンの撮影は終了

だけど気が晴れないな。

だって
撮影前に話していたヌナのこと
頭の中をグルグルと駆け巡っているから。

それぞれ楽屋へと汗をふきながら戻る途中
目の前をAヌナが通り過ぎていった


思わず固まるヒョンと僕。

お互いに目を合わす

『とりあえず、真相を知るまではそっとしておこう。』

これが今の僕らにできる結論だった


相変わらず華奢なからだで
溢れんばかりの荷物を一人で運んでいるヌナ


あの小さな背中に
重いものを背負っているのかな...

一人で抱え込んでいるのかな...


まだ本当の事は分からないけど
気が気でないよ


本当に暴力を受けていたら?
僕らには何ができる?


すべて吐き出すかの様に
大きな溜め息をついた。

そしてヌナの背中を追うように

楽屋の扉をあけたんだ



「お疲れ様^^」


「お疲れ様です!ヌナ、僕たち頑張ったのでアイスおごってくれたりしますか?笑」

マンネの愛嬌をケラケラ笑いながらかわすヌナに肩もみをして、アピールするテヒョン

「あ〜僕はイチゴアイス〜」

あいつらは、
平和でいいな。なんてね。


そんな事を思いながら
ジャケットを脱いだ



「おま..え」


隣にいたジンヒョンが
僕の腕をジロジロと見つめながら
クスクスと笑っていたんだ

「なんですか?そんなに見られたら気持ち悪いです。」

苦笑いの僕


「いや..アザできてるぞ?笑」

「え?」


まさかの言葉に 焦りながらも確認する


青く染まったアザ
痛みもなく、気付かなかったみたい


きっと何処かでぶつけたんだろう


「あ〜本当に、僕はドジみたいですね〜笑」


ケンチャナ〜と軽くすませるつもりだった。

ホプヒョンも「わんぱく坊やジミン」だなんて言って騒いでいるし


なのにその時
すごい勢いで駆け寄ってきた人がいたんだ


「ジミナ!」


そう。ヌナでした。

僕の腕をつかんで
悲しそうな顔をした気がする


「身体は大事に、ね?いま薬もってくるから。早めに処置しないと..」



そう言って、小走りで
どこかへ行ってしまったんだ



なんでそんなに心配してくれたの?

なぜですか?ヌナ


「ミンシュガヒョン」


小さな声で呼んだ




「今日、ヌナのこと、メンバーに相談しましょう。やっぱり心配なんです。」



「....おう。」

ごめんなさい、ヌナ
僕たちに守らせてください。

どうしたらいいですか?→←嫌な予感



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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , バンタン   
作品ジャンル:恋愛
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まかろん(プロフ) - ヌナさん» 少し変わったお話ですが!リクエストのお陰でストーリーの幅がひろがりました! (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - なつじんさん» ありがとうございます(^_^)!グクのお話無事完結しました! (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ヌナ - ジミンちゃんのヌナ嬉しいーー(*^^*)更新たのしみです♪ありがとうございます! (2014年6月27日 8時) (レス) id: 94cddae186 (このIDを非表示/違反報告)
なつじん - ぐく ( ´Д` ) 泣きすぎて呼吸が ....。続き期待してます! (2014年6月25日 8時) (レス) id: 75868ca315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - アミさん» グクのお話、なんか思ったより切なくなってしまいました。鼻血 (2014年6月23日 23時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まかろん | 作成日時:2014年6月11日 11時

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