きみはプリンセス ページ21
誰かのキスで目覚めたのは
生まれて初めてだった
「ん〜...おはよう..」
差し込んだ光が
心地よくも眩しく照らす
君はいつ起きたの？
ちゃんと眠れたのかな...？
寝ても覚めても
君の事ばかりで。
「え？もしかして起きてたの？！？！」
目を丸くして、動揺する君に
ウソをつく僕は悪いオトコなのかもしれない。
「今、目がさめたとこ^^」
「そうなんだ！！」
本当は知ってるよ
その小さな手で
僕にジャケットをかけてくれたこと。
本当は知ってるよ
何度も何度も見つめてくれた事。
僕をじっと見つめて覗き込んでは
照れ笑いする君に
どれだけ我慢したか分からないでしょ？笑
そして
僕は知っているんだ
君が僕の頬に...ね。
知ってる。なんて言わなくたって
気づいていたって言わなくたって
僕たちが繋がっていることに
変わりはない。
君だけの秘め事を
僕だけの秘密にした朝。
またひとつ僕らは大人になったのかな？
ソファーの上、君は僕より高い場所にいるんだね
床の上、僕は君より低い場所にいるんだね
物語にでてくる王子は
姫に膝をつき、手を差し伸べる
そしてこう言うんだ
『僕についてきてくれませんか？』
そして
バラを渡すんだ
花言葉は『愛情』
今僕のすぐ後ろには
大好きな君がいて
僕のことを想ってくれているのかな
「ねえA？」
「なーに？」
優しく包み込むような声
優しい眼差し
少し上から君が僕を覗く
まるでどこかの国の姫と
膝をつき君に愛を捧げる王子だ
君とのキョリを埋めるように
僕の方からきみの唇に
そっと 自分の唇を重ねたんだ
物語りは始まったばかり。
僕はまっすぐに君を見上げた
君は僕を 見れないでいるね
照れちゃった？
両手で顔を覆う君
「なにこれ...」
隠してもバレバレ
意地悪したくなる
「ん？」
わざと聞いてみる
案の定顔を真っ赤にして
うつ向く君
そっと頬へ手を伸ばせば
視線は
とけるように絡まり合う
ほんのりとピンク色に染まる君の頬
僕の手のひらは君のココロの温度を計るレーダー
「なんでそんなに顔真っ赤なの？^^」
僕は惚れたら何でもしてあげたくなってしまう。そんな男。
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まかろん(プロフ) - ﾇﾅさん» 少し変わったお話ですが！リクエストのお陰でストーリーの幅がひろがりました！ (2014年6月28日 2時) (
レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - なつじんさん» ありがとうございます（＾＿＾）！グクのお話無事完結しました！ (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ﾇﾅ - ｼﾞﾐﾝちゃんのﾇﾅ嬉しいーー(*^^*)更新たのしみです♪ありがとうございます！ (2014年6月27日 8時) (レス) id: 94cddae186 (このIDを非表示/違反報告)
なつじん - ぐく ( ´Д` ) 泣きすぎて呼吸が ....。続き期待してます！ (2014年6月25日 8時) (レス) id: 75868ca315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - アミさん» グクのお話、なんか思ったより切なくなってしまいました。鼻血 (2014年6月23日 23時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2014年6月11日 11時
