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はじまる物語 ページ16

「あの....」


なんて声をかけていいか分からなかった。
ちゃんと向かい合うのも初めての人だからね。



「すみません、次で降りるので..すみません」


顔を隠すように背を向けた君




何をおもったか彼女が降りる駅で
おれも一緒になっておりたんだ



「「おっっ」」


ホームにおりた瞬間つまづく

何もないのにだよ。情けないったらありゃしない


何よりびっくりしたのは


君もつまづいていたから



そして、そんなお互いを見て
笑ってしまう



「「 足の怪我は ..」」



こんな偶然あるのかな


言うことまで同じになるとはね


お互いに笑ったあと
彼女がやっと正面をみて話してくれた

なにより嬉しかった


「もう大丈夫なんですか?足の怪我は」


この時初めてしったんだ
彼女は俺のことを、
怪我をしていたあのときの男だって事を
覚えていてくれたって



「君は?足と..それに何かあった様子に見えて..」


ハハハって笑ってみたけど

彼女は険しい顔して動じない





「..すみませんでした。あ、帰りあっちなんで^^」



急に申し訳なくなって
突き放すように言葉を投げた


一方的すぎたよな。そうだよな〜...。


罪悪感からか足早に
対側のホームへ行こうとしていた


そんな時


「ねえ...お礼くらい言わせて」



涙を勢いよく拭いて
思いきり笑った君が

俺にそう言ったよね


「心配してくださってありがとうございました」



頭までさげだすから、必死に止めた




「いやいや、心配は俺が勝手にしただけで..^^」


思った。
彼女はきっと純粋な人なんだろうって。

男の勘だ。


「あ!!学校!!」

「え?!!あ!!」


すっかり忘れていた。
遅刻という言葉が虚しく胸にささる


それにいつもの駅ではない所で降りた俺は
完全に迷子状態


「あの..ここから釜山高校ってどうやって行くかわかりますか...?」

一か八かで聞いてみた

「え!?わたし、釜山高校の隣にある、女子学園に通ってますよ?!」


まさかだった。
それぞれ最寄り駅は分けられているが
隣同士に違いはなかった


こんな偶然


この先ないだろう。

だって学年も同じというんだから。



「明日、待ち合わせしようよ^^」




「うん!いいね!何時がいいかなー?」






君の過去に誰かがいても

関係ないよ


だって俺は



『惚れた子には全力だからさ』


end

【6】君でいっぱい→←残酷で...



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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , バンタン   
作品ジャンル:恋愛
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まかろん(プロフ) - ヌナさん» 少し変わったお話ですが!リクエストのお陰でストーリーの幅がひろがりました! (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - なつじんさん» ありがとうございます(^_^)!グクのお話無事完結しました! (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ヌナ - ジミンちゃんのヌナ嬉しいーー(*^^*)更新たのしみです♪ありがとうございます! (2014年6月27日 8時) (レス) id: 94cddae186 (このIDを非表示/違反報告)
なつじん - ぐく ( ´Д` ) 泣きすぎて呼吸が ....。続き期待してます! (2014年6月25日 8時) (レス) id: 75868ca315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - アミさん» グクのお話、なんか思ったより切なくなってしまいました。鼻血 (2014年6月23日 23時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まかろん | 作成日時:2014年6月11日 11時

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