似た者同士 ページ13
彼氏がいたあの頃
「いくぞ。」
「あ...うん」
ナムジュンとは告白されて
なんとなく付き合って
なんとなく毎日一緒に過ごしていた気がする
いつも命令っぽく言われてて
「明日予定あけといて」
いつも一方的で
「俺に恥かかせんなよ。」
いつも自分ばっかりで。
��お前は俺の彼女��
があなたの口癖だったよね
ああ、『私』じゃなくて
『彼女』という存在が欲しいだけだったんだ。
『彼女』が欲しかったわけで、『私』は..
「..終わりにしよう？」
彼との関係に終止符を打ったあの日は
スッキリしたようで
心にぽっかり穴が空いたようだった
正直 記憶が曖昧
かなり上の空だったのかもね
ボーっとしていたのが仇となり
階段で足を挫いてしまった
足をかばいながらホームに向かったら
乗るはずだった電車を目の前で乗り過ごしてしまうという、とんだ災難
そのせいで一本後の時間の
電車に乗るはめになったんだ
足の痛みはそんなにも感じなかった
すべて胸の痛みとなって
わたしの中でズキズキと音をたてた
電車発着の音
何かに吸い寄せられるかのように
足を踏み入れたんだ
案外空いていて
幸運な事に座ることができた
こういう時に運をつかう私
神様を憎むよ。笑
しばらく何もせず、じっと座っていた
二駅くらい過ぎた頃だろうか
一人の男が乗ってきた
その人は
私と同じように
足に怪我をおってる様子だった
なんだか、私を見ているようで。笑
自分と重ね合わせたといいますか
そんな感じ。
「どうぞ」
気づいた時には 席を立っていた
この人意外と身長高いな..
「あ、ありがとうございます」
丁寧にお辞儀をしてくれた。
そういえば男の人にお礼言われたの
いつぶりだろうか
知らないうちに元彼と重ね合わせていた自分が嫌になって
その場を後にしたんだっけ。
わたしは嫌いなアイツが忘れられない
大嫌いなナムジュン
それにさ。
名前も知らない彼
どこの誰かも知らない彼を
私は忘れられないでいるの。
*続く
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まかろん(プロフ) - ﾇﾅさん» 少し変わったお話ですが！リクエストのお陰でストーリーの幅がひろがりました！ (2014年6月28日 2時) (
レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - なつじんさん» ありがとうございます（＾＿＾）！グクのお話無事完結しました！ (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ﾇﾅ - ｼﾞﾐﾝちゃんのﾇﾅ嬉しいーー(*^^*)更新たのしみです♪ありがとうございます！ (2014年6月27日 8時) (レス) id: 94cddae186 (このIDを非表示/違反報告)
なつじん - ぐく ( ´Д` ) 泣きすぎて呼吸が ....。続き期待してます！ (2014年6月25日 8時) (レス) id: 75868ca315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - アミさん» グクのお話、なんか思ったより切なくなってしまいました。鼻血 (2014年6月23日 23時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2014年6月11日 11時
