【5】出会いは突然 ページ12
「好きな人できたって？？？お前が？？？？」
「なに？は？好きな人できたって何事だよ！！」
日差しが強い夏の日
教室で友達に囲まれる俺。笑
「なんでそんな情報はやいかな〜ハハハ...」
なんでかなんて察しがつくよ
どうせアイツだろう
「ジッミーーーーーーン！ヤァァア！」
勢いよく走ってくる男、約1名
その名は"ホソク"
俺の親友
「声が大きいんだけど、何なの？笑」
そう言うと口をへの字にして言うんだ
『今にはじまった事じゃない』
ってね。
ホソクとはもう小学生からの付き合いだ
男気あるやつだし、なんだかんだ優しいとこあるし、誰よりも俺を知ってるし。
俺より断然魅力がある奴....
昔お互い同じ人を好きになった時
結局ホソクとひっついて。
俺はひとり白旗をあげたんだった。
何かとあいつには敵わなかったりするんだよ
「お前らも知ってんの！？ジミンに好きな人が出来たこと！」
目をカッと開いて話しやがる
「お前が声でかすぎて、スピーカー状態だからだよ。笑」
「だってさだってさ、くっそモテるくせに年齢=彼女いない歴のお前に！！好きな人が！ついに！！？」
こいつは本当にデリカシーがないね
「あの時お前にとられなければ彼女はいた」
なんて言えるわけないない
俺のプライドが許さないでしょ〜
適当に返事をかえし物思いにふけるふり
「どこの誰だよ！教えろよ！」
その言葉にドキッとしてしまった
実はね
俺も知らないんだ
どこの誰かもしらないんだ
"出会いは突然だった"
とか言ってみる。
普段学校から家が遠いのもあり
早くの電車に乗る
途中の駅から乗ってくるホソクと合流して学校にくるという感じだ
その日足を怪我していた俺は
電車の中で
右足を引きずりながら席を探していたんだ
どいつもこいつも
席を譲る気配すらないと思っていた時
「どうぞ」
静かに席を立つ彼女
「あ、ありがとうございます」
少し驚きながらも
腰をゆっくり下ろした
ふと立ち去る彼女を見たんだ
どこの制服か、どんな女の子か。
最初はそればっかり気になっていたけど。
でも。見てしまったんだ。
彼女が左足をかばうように歩くところを。
その時、僕の中で
何かが動いた気がした
*続く
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まかろん(プロフ) - ﾇﾅさん» 少し変わったお話ですが！リクエストのお陰でストーリーの幅がひろがりました！ (2014年6月28日 2時) (
レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - なつじんさん» ありがとうございます（＾＿＾）！グクのお話無事完結しました！ (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ﾇﾅ - ｼﾞﾐﾝちゃんのﾇﾅ嬉しいーー(*^^*)更新たのしみです♪ありがとうございます！ (2014年6月27日 8時) (レス) id: 94cddae186 (このIDを非表示/違反報告)
なつじん - ぐく ( ´Д` ) 泣きすぎて呼吸が ....。続き期待してます！ (2014年6月25日 8時) (レス) id: 75868ca315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - アミさん» グクのお話、なんか思ったより切なくなってしまいました。鼻血 (2014年6月23日 23時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2014年6月11日 11時
