【2】素直なあなた ページ3
「ご飯まだ?」
「もう少し^^」
仕事で忙しくて
夜ご飯をつくるのが遅くなってしまった私は
リビングでくつろぐ彼に目をやる
「....なに?笑」
「え?あ〜いや?なんでも〜ない」
わたしの視線に気づいた彼は
ソファーから顔を覗かせている
お腹をすかせた子犬のよう..とでもいおうか
早く作ってあげないと。
そう思った私は慣れない手つきで
フライパンに火をかけようとしていた
そんな時気配を感じて
何気なく横をむいた
「なあ〜...A」
ああ、気配の正体は彼だったのか
キッチンに肘をついて私をじっと見つめている
「ん?なに?」
「あのさ〜..さっきなんで俺のこと見てた?」
不意打ちの質問に戸惑うしかないじゃない
「え?あーいや..別に?」
わたしの言葉に不満そうに
ふ〜ん。なんて素っ気ない彼
再びコンロに手をかけたとき
「なあ〜」
まただ。笑
「今度は何??」
あきれた顔で振り向くと
「飯..いらない....からさ、」
「え?」
思いもよらぬ言葉に耳を疑った
「ごめん、だからさ..」
急に
フワッと身体が軽くなるのを感じた
「体重ふえたな」
サラッと禁句ワードをいいのける彼。
自分のおかれている状況に
まだ頭がまわらないわたし。
ゆっくり下をみると床から離れていて。
嬉しそうに微笑む彼の顔が間近にあった
わたしは今お姫様抱っこをされているの?
「え?え?」
困惑するわたしをそっとソファーに下ろし
静かに横にすわるユンギ
しばらく沈黙が続いた
不思議に感じて彼の顔を覗きこんだ
顔ちけーよ。
なーんて言われて我にかえる私
「...いやだって、ここに一人でいると思いのほか広かったし...なんか、さっきAが見てくるからさ...我慢できなかった。ってかんじ、、かな
だから、そのー。まあ、隣にいろよ... 少し...」
そう言って彼がわたしの目を
一切見ようとしないのは
彼なりに照れているからだろう
耳を真っ赤にさせてるから
バレバレだってば。
隠せてないよ?
けどなんだか嬉しくて
彼のの肩に小さくパンチした
「何それ、嬉しいじゃん」
「こんなん言うの俺の柄じゃねえけど..」
照れた彼の肩に頭をそっとのせた
「おまえ、やっぱ落ち着くわ。笑」
その笑顔、ごちそうさまです^^
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まかろん(プロフ) - ヌナさん» 少し変わったお話ですが!リクエストのお陰でストーリーの幅がひろがりました! (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - なつじんさん» ありがとうございます(^_^)!グクのお話無事完結しました! (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ヌナ - ジミンちゃんのヌナ嬉しいーー(*^^*)更新たのしみです♪ありがとうございます! (2014年6月27日 8時) (レス) id: 94cddae186 (このIDを非表示/違反報告)
なつじん - ぐく ( ´Д` ) 泣きすぎて呼吸が ....。続き期待してます! (2014年6月25日 8時) (レス) id: 75868ca315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - アミさん» グクのお話、なんか思ったより切なくなってしまいました。鼻血 (2014年6月23日 23時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まかろん | 作成日時:2014年6月11日 11時