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微かに香る薬品の匂い。



鳴り響くチャイムに目を覚ますと白いカーテンが視界を遮っていた。









YG「おい」


「先生、」


YG「起きた？」


「ありがとう、カーテン」


YG「お前が口おっ広げて寝てたからな」





私を見ることもなく、いつもと変わらない冷たい言葉を吐き出すユンギ先生にももう慣れた。






YG「はやく教室戻れ」



「…はーい」





ぶっきらぼうでたまに非常階段の下で煙草を吸っているそんなユンギ先生は女子生徒から人気だけど、生徒と関係を持っているだとかそんな噂がある先生だった。








それでも、先生は優しい。





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作者名：oos | 作成日時：2019年1月15日 5時

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