自分より守りたい人 2

No.63 ページ27

緑side

結局起きたのは、次の日の朝。

テーブルには、みんなからのメッセージ。

「気持ちよさそうに寝てたから何も言わず帰るな。明日も来るから。 本当に誕生日おめでとう。来年も、再来年も、これからも。大倉の誕生日を祝うからな。メンバー一同」

改めてメンバーの気持ちが伝わった。

じっくりメンバーからのプレゼントを見る。

横山くんからは、帽子。そしてお手製のお守り。

開けてみるとそこには、紙が入ってた。

「大倉にもしもの事なんて絶対起こさせません。」

横山くん。ありがとう。

しんちゃんからは、コースター。なぜ？センスないな。なんて笑ってしまった。

しんちゃんからもお手製のお守り。

「たつの病気が治りますように。」

しんちゃんらしい。

ありがとうしんちゃん。

すばるくんからは、傑作品。内容は、言えないけど。やっぱり師匠は、師匠やな。

すばるくんからもお守り。

「必ず生きる」

短いけど、つよい言葉。

ありがとうすばるくん。

丸ちゃんからは、シャケのクッション。いらんけどな、なんて苦笑い。

そして、やっぱりお守り。

「たっちょんの笑顔を僕から奪わないでください。たっちょんの笑顔をみんなから奪わないでください。」

丸ちゃんのまっすぐな言葉。

丸ちゃん。ありがとう。

亮ちゃんからは、新しいパジャマ。だけどチキンのパジャマ。ネタかよ。なんてツッコム。
そしてお守り。
「僕らから大倉を奪ったらいくら神様でもボッコボッコにしたるからな」

亮ちゃんならやりそう(笑)なんて。

ありがとう亮ちゃん。

やすからは、ネックレス。∞マークや。けど、するのはずいな。どんだけ好きなんだよって思われそう(笑)そしてお守り。

「大倉がまた僕らの所に戻ってきますように。大倉の頑張りが報われますように。大倉の辛さを皆で分け与えますように。これからも大倉とずっと居れますように。」

長っ。けど。やすらしい。

ありがとうやす。

皆のお守りをよく見ると全てがつながって∞マークになるような柄になっていた。

皆ありがと。

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