俺、死んだよな？ (ページ2)

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プロローグページ2

俺が教室に入ると、既に授業は始まっていた。

悪魔薬学の授業だったらしく教卓には奥村雪男、通称雪くんが立っていた。

「ええと、もう一人の新しい塾生の紅玉レイさんです。
……遅刻は厳禁だと言ったはずですが」

先生らしく振る舞ったあと、こっそり耳打ちしてくる雪くん。

メフィスト・フェレス、フェレス卿の話によれば俺も編入扱いらしい。

俺は元から魔法が使えるから、祓魔師(エクソシスト)の授業はいらないとも思うが。

「ごめんね、洗濯物取りこむのに時間かかっちゃって」

「……」

許して、と両手を合わせると溜め息を吐かれてしまった。

俺は大して授業を聞く気もないので、１番後ろの席に座る。

悪魔薬学というのは悪魔に対して有効な草についての話が多い。

俺の魔法は炎魔法なので非常に相性が悪い。

と、言い訳をして寝ようと思う。

おやすみなさい。

自由に生きるのが、俺のモットー。