かごめ かごめ…2

探偵屋？ ページ32

Aside
？「国木田ぁー」



間抜けっぽい国木田ｻﾝに腹を抱えていると



"武装探偵社"とプレートのかかった扉から探偵帽子の少年が現れる。



その視線は直ぐに国木田ｻﾝから僕に移った。



？「君は？社長のお客さん？」



A「人質です」



国木田「だから自らの足で歩いてきた者を人質とは云わ……」



？「お土産は？」



国木田「乱歩さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん！」



テンポよく続く会話。



スルーされた国木田ｻﾝw



お土産？



一瞬首を傾げた僕だったが閃く。



ショルダーバッグを漁ると冷たい物を取り出した。



Aside「これ？」



出発の前に首領に渡された三本のラムネ。



ちなみに姐さんからはねるねるねるね、鏡花ちゃんの為らしい。



乱歩「そうそう！んーよく冷えてるねー」



ニコッと笑い瓶に頬ずりする乱歩ｻﾝ。



かわいーなー。



乱歩「国木田！ひとっ走り！買ってきて！」



国木田「乱歩さん、駄菓子はまだ棚に……」



乱歩「だってー彼女の好きな物はないもん」



「ね？」と見透かした瞳で乱歩ｻﾝは僕に問うた。

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