僕らの恋はいつも遅い２(JW青×緑) (ページ36)

今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:109,483 hit

赤い夕日が沈む頃ページ36

緑side

色々としていたらもうこんな時間。

真っ赤な夕日がきらきらと海を照らしていて、もう帰る時間だよって知らせてるみたい

最後に写真撮って帰ろうかということで、1番綺麗な位置に移動した

桃｢撮るで〜｣

青｢まって、俺頭入ってへん｣

赤｢神ちゃんこっち！｣

俺はしげに呼ばれた通り真ん中に移動する

その瞬間にパシャリ。

夕日の輝く前での4人の写真がケータイには映し出された

桃｢送るわ｣

その数分後にメールで送付された画像

うわぁ、ほんまに綺麗

そして電車に乗り込む

予定していたよりも長くなってしまって、なんとか次の電車に乗ってる状態

みんな疲れたみたいでのんちゃんなんか爆睡してる

その寝顔をしげがこっそりと撮ってたって内緒やけどな。

｢りゅう…いい？｣

俺も眠たくなってきちゃってりゅうの肩を借りて寝た

予定帰宅時間から1時間ほど過ぎていた

お母さんに言われないかな？と少し不安になりながらもみんなそれぞれの方向に帰って行った

りゅうとはギリギリまで一緒

｢今日めちゃ楽しかったわぁ｣

青｢その貝殻たちどーすんの？｣

手にはいっぱいの綺麗な貝殻

｢んー、なんかにアレンジしてまた渡す｣

青｢りょーかい｣

遊び疲れたせいか自然と会話が続かない

いや、ゆっくり過ぎて話してるように感じないだけか？

まぁ言えることはりゅうとはたわいもない話をしながら帰ったってこと。

｢ありがと、｣

先についてしまう俺の家。

そこは毎回りゅうとわかれるのが寂しい気持ちでいっぱいになる

青｢また連絡する、今日の夜も絶対電話するから起きとけよ〜｣

｢起きとくから、そんなんりゅうの方が気をつけてな！｣

青｢あほ、俺は絶対起きれるわ｣

｢………意地でも起きてや、寂しいで｣

青｢……それ、反則。絶対するわ｣

｢ばいばい｣

青｢じゃあな｣

そしてゆっくりと家の玄関の扉が閉まっていった

これで楽しいプチ旅行は終わりか。