僕らの恋はいつも遅い 3(JW青×緑) (ページ10)

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青side

話疲れて少し外の景色を見て休憩していたとも。

でも動かんくなった。

コソッと顔を覗いてみると……

なんと可愛らしい寝顔。

すやすやと天使のように寝ていた

多分朝早くから準備してたんやろうな、

そっと頭を撫でて俺も寝た。

ゆっくりと目を覚ますと

隣で寝ていたはずのともは起きていた

締め切っていたカーテンをちらっと開け、外の景色を眺めてる

その隙間から見てみると、もうそこは目的地だった。

まだ門が開いてないのでバスは止まっている

でもかなりの人が並んでいた。

俺はともの肩をちょんっと叩いた

｢おはよっ…｣

小声で、ともにだけ聞こえるくらい

緑｢おはよ、｣

帰ってきた声は俺よりも小さかった

バスが止まってるのをいいことに

俺はともに抱きついた。

緑｢ちょっ、りゅう｣

少し驚いたような、先程より大きな声

｢バス動くまでこのままでおって｣

俺がそう言うと

緑｢うん｣

俺の腕の中で軽く頷いた

バスの車内は暗いし、外も少しだけ明るいだけ。

全然見えないけど

ともの顔が赤くなってんなぁってことだけ分かった。

俺が手を伸ばすとその手を握ってくれる

指を絡ませてくれる。

ほんまに大好きや。