懐かしいこの場所 ページ32
ほんとに懐かしい。
あのとき全てに対して怖がっていた俺に言いたい
今はこんなにも仲良くなれてるよ、と。
まぁ絶対に思いもしなかっただろうな、
りゅうと付き合うことになるなんて笑
たったの1年でこんなにも仲良くなれて、こんなにもたくさんの思い出を作って、
いろいろあったけどそれが1番いい思い出。
赤「神ちゃんー、歌いなよー」
「ん、何しよっかな」
そこからの数時間、めいっぱいカラオケ楽しんで外もだんだん暗くなってきた。
今日のメインはこれから。
「平日やからとなめとった…」
あまりにも人がいて、押しつぶされそう。
ここまで大規模なイルミネーションがなかったからだろうか、
人が集まる集まる…
それに対してするすると人混みを抜けていくしげとのんちゃん。
りゅうも案外歩くの早くて、俺だけが置いてけぼり…
「まって、りゅう…」
ガヤガヤしてる中では聞こえなかっただろうか
だけど、振り向いてくれた。
ニコッと笑って、手を引っ張ってくれた。
なにその王子様感…、いや王子様なんやけど…
手を繋いだまま人混みをするすると2人で抜ける。
人が多すぎて逆に変な目で見られてないかを気にせずに居られるし、
寒くて冷えた手をポカポカのポケットに入れてくれた。
はぁぁ、そんなことされたら好きが募ってしまう。
もう今でさえも募りまくってるのに。
青「人多いとこ抜けれたな、小瀧もしげもどこ行ったんや…」
そういや、そうだ。
先にすいすいと進んで行ったからか周りを見渡しても居ない。
電話かけたけど、人多いせいで聞こえない?
一向に出る様子は無い。
青「とも、もうええわ。」
「え?」
青「2人で、行こ」
離れていた手をまた繋げて、歩き出す。
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作者名:ゆき星 | 作成日時:2019年8月1日 22時