34話 ページ35
橙side
お互い初めてだった
キスをした流れで最後までやるとも思ってもみなかったし
実際淳太くんの方が負担が大きいはずなのに、躊躇してる俺を受け止めてくれた
「大丈夫やから、不安とかよりも好きな人と繋がれる方が嬉しいやろ?」
その言葉で安心した
負担を軽減できるようにできるだけ慣らして
行為に及ぶ
その時には不安なんて気持ちは消えて、
淳太くんを抱きたい。愛しい。という気持ちでいっぱい
やさしく、でも激しく
お互いを求めるように
…
行為が終わった頃には2人ともなんとも言えないだるさに襲われた
黄「気持ちよかった笑」
妖艶に微笑む淳太くんを見て安心
少し笑うくらいの気力も残っていてよかった
橙「ありがと、受け入れてくれて」
黄「そんなん照史のこと好きやもん」
やったあとなのにまた抱きたくなるやんけ!と思いながらもお風呂に移動
2人でまったりとお湯に浸かる
暑いからと最近はシャワーだけやったから久しぶり、あったかくて気持ちいい
黄「ってかなんで今日急にしたん?」
淳太くんからの質問
それは当事者の俺でも答えにくい…
橙「なんか……淳太くんが、好きって気持ちが溢れ出たから…」
とぎれとぎれになる言葉は伝わった
黄「なんやそれ笑、でも良かった〜。
こっちはずっとソワソワしてたんやで?いつ抱いてくれんのかな?って」
橙「え?ほんま?」
黄「キスした時点で気づいてや笑、そういう流れになるかな?って思ったんに」
橙「え、なんか、ごめん。」
黄「案外照史がウブやったとは…笑」
橙「笑うなや!淳太くんやって初めてやん」
淳太くんからの意外な告白
ずっと待ってたって
やっぱり手出せなかった俺がウブなのか……。
黄「あきと、」
橙「ん?」
黄「好きやで」
橙「俺も」
今日何回目かのキスをもう一度交わした
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作者名:ゆき星 | 作成日時:2019年4月9日 23時