30話 ページ31
橙side
きらきらな空間
入るのは少し抵抗があったが淳太くんの勢いに負けてこそこそと入る
だーれも受付がおらん、、、
と思ったら、人が寝てた
働いているって訳ではなさそう
なんか泊まってる人?っぽい
橙「どうすんの?」
黄「寝てるっぽいし、入っちゃお。しかもあの格好からしてホームレスやろ」
橙「わかった」
奥にある階段を上るとそこに広がるのは長い通路
左右にいくつか部屋がある
黄「みてみて、ここ。」
淳太くんは1番手前の部屋を開けていた
ベッドでっか。
電気を付けてみるとこれまたおえろい照明
橙「失礼しまーす……」
恐る恐る中へ入ると思ったより広かった
黄「おぉー、なんか匂いが……笑」
橙「使った人がそのまま帰ったとか?」
ベッドの脇にあったゴミ箱には使用済みのあれ。
机にはこのホテルの名前が書いてあるローションも。
ラブホってこんなんなんや……
生々しい雰囲気に絶句してると、淳太くんが喋りかけた
黄「ラブホってもっとちがうイメージあったなぁ、次の部屋いこ」
あれ?淳太くんってこの生々しい感じ大丈夫系?
その部屋から出て1番奥から3個目の部屋に入る
入った部屋は特殊だった
黄「これや…笑」
見るからに特殊性癖を持った人が入るんやろうな
病院のセット
道具とかまでしっかりしてるんや
橙「ってか淳太くん見すぎ」
黄「いや、面白そーやん?」
橙「俺にはそんな性癖ないぞ」
黄「僕もないから気になってるんや」
今更だけどここに来て何を見たかったのか
生々しい雰囲気に圧倒され少し気持ち悪くなってきたところ
淳太くんは全然大丈夫そうだけど、
橙「もう帰らん?」
黄「顔色悪いやん、気持ち悪かった?」
橙「少しかな、こんな所行ったことないし」
黄「ごめん、帰ろっか。帰り道にあるスーパーで今日の晩御飯買わなきゃ」
橙「そーやね。帰ろっか」
また長い通路を渡って、階段を降りた
受付のホームレスはまだ起きていない
そのまま出ていった
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作者名:ゆき星 | 作成日時:2019年4月9日 23時