24話 ページ25
橙side
次の日から淳太くんの様子がおかしかった
昨日の出来事が原因かもしれない
『照史、死ぬまで一緒にいような。』
あのときの淳太くんの目は光を宿していた
あんなに死を目の前に宣言された前で、目を光らすことなんてできっこない
俺だったら漆黒の希望のない目しか出来ないに決まってる
あの時から思った
淳太くんはこの地球に意味があって残っている、と。
家族が嫌だから？そうやない。
もっと深い意味で。
俺には分かるはずもない。理由は分からない。
でも淳太くんを見ると今までより明るい気持ちになれた
黄｢なぁ！オムライスちゃんと出来とる？｣
｢おっ！上手くなったやん。綺麗な形｣
黄｢頑張った甲斐あったわぁ｣
今だってこうしてニコニコの笑顔を俺に見せている
そのおかげで俺も自然と笑顔になる
もう陥っていた
淳太くんの心に
初めて会った時は不思議なオーラを持った変な人。そんなイメージ
でも今はもっと淳太くんを知りたい。もっと……
愛したい。
いつの間にか愛情が生まれていたのかもしれない。
一緒に生きるという覚悟は淳太くんが家に来た時から決まっている。
これをいつ言うかが問題かな
黄｢まず食べるで〜、スプーン用意して｣
｢ありがとー、あっ、こっちにおいて｣
黄｢よし出来た。座ってー！｣
淳太くんの目の前の席に座る
なぜかそんなことを考えたあとは自然と恥ずかしくなる
黄｢なんやねん、きもいで｣
｢別にええよ、キモイもん｣
黄｢本格的にきもいよ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 140人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき星 | 作成日時：2019年4月9日 23時
