恋11 ページ12
『だから私今もピアノの続けてるの』
「けどその腕じゃ無理でしょ」
『大したことないよ。折れてるわけじゃないんだし』
1週間もすれば完全に動くって言われたしね
「…アンタって超がつくほどのポジティブ思考なんだね」
『そう？確かによく言われるけど』
「悪くいえば後先何も考えてない単細胞」
『ちょっと！リョーマくん！？』
「ま、お大事に」
彼がそう言うと同時に6限目のチャイムが鳴った
＊
「Aちゃん！その腕どうしたの？」
次の日廊下でそう声を掛けてきたのは、
桜乃ちゃんだった
『昨日バレーボールの授業でひねっちゃって』
「大丈夫…？」
『うん、大丈夫だよ』
1年生の時、同じクラスだった桜乃ちゃんとは今もこうしてよく話したりたまに遊びに行ったりしている
前から仲良くしていたけれど、桜乃ちゃんがリョーマくんを好きだと知った時は何とも言えない気持ちになった
桜乃ちゃんがリョーマくんとあの時のように話す姿を見たことは何回かあったし
この前の彼女の応援を見て再確認した
正直、今桜乃ちゃんと話すのは気まずい
友達の桜乃ちゃんに嫉妬したりするなんて…
「あんまり無理しないでね」
『ありがとう』
こんなに優しくていい子なのに
「あとこれ良かったらどうぞ」
桜乃ちゃんは小さくラッピングされたお菓子を渡してきた
『わぁ、美味しそう！桜乃ちゃんって本当に料理上手だよね！羨ましいなぁ』
「簡単なものをおばあちゃんに教わっただけだよ」
私は料理は大の苦手だから桜乃ちゃんの女子力の高さに度々驚かされる
感心していると彼女は少し顔を赤くして
「あの…教室にリョーマくんいるかな？」
その言葉を聞いた瞬間、私は体が凍りついたように感じた＿＿＿
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シャチ大福(プロフ) - コメント失礼します！リョーマくん推しで見てきました！とても好きな作品です！！！！無理しない程度に更新頑張ってください。応援してます！ (2021年4月19日 17時) (
レス) id: 75a5cc1ab0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 久しぶりの更新でめっちゃ嬉しいです！！これからも頑張ってください！ (2020年12月17日 7時) (レス) id: 3e79733271 (このIDを非表示/違反報告)
プリッツ(プロフ) - Lienさん» ありがとうございます！更新が遅くなってしまってすみません！これからも読んで頂けると幸いです！ (2020年9月8日 21時) (レス) id: dbacc027dc (このIDを非表示/違反報告)
プリッツ(プロフ) - ゆりさん» ありがとうございます！私もリョーマくん大好きなので、こんな作品ですが今後ともよろしくお願い致します！ (2020年9月8日 21時) (レス) id: dbacc027dc (このIDを非表示/違反報告)
プリッツ(プロフ) - むうさん» 私もテニプリにどハマりしています！良かったら今後も読んで頂けると嬉しいです！ (2020年9月8日 21時) (レス) id: dbacc027dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プリッツ | 作成日時：2020年2月18日 23時
