僕の〇〇、取らないでくれる？【刀剣乱舞】

緊急事態 ページ42

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衣装係でもあった私は色々準備があり、少し遅めに体育館に到着した。



「よし、これで全部っと」


ん？なんかみんな慌ててるけどどうしたんだろ...


「どうかしたの？」

男子1「シンデレラ役の子がまだ来てないんだよ...」

「え！？」

男子2「朝いたよな？」

女子1「いたいた！どこ行ったのかなー」



あと少しで始まるのに....


女子1「そうだ！天羽さんシンデレラ役やりなよ！」

「え！？私が！？？」

女子2「そうだよ！よく安定くんの練習付き合ってたじゃない！」

「そ、そうだけどそんな急に...」



ねずみ役だったから安心してたのに...！！！

シンデレラ役だなんて無理無理！！！！！


それに安定ともまだ.....



女子1「時間ないよ！ほら早く着替えて！！！」



クラスの女子生徒に無理やり連れられ、衣装に着替えさせられる

私....セリフも覚えてないのに！！！！



私の気持ちなんてお構いなしに

開演のブザーが体育館内に鳴り響いた



女子1「ほら！行って！！！セリフはカンペ出すから！！」

「嘘でしょ...！？？」


うう....お客さんめちゃくちゃいる....



舞台の真ん中まで行くと反対の袖から継母役の清光が出てきた



清光「オーッホホホって...A！？」

「や、やっほ〜？」

清光「ゴ、ゴホン...シンデレラ！？なんなのこの床は！！」



私を見て一瞬動揺したけど演技を進める清光

私の横を通り過ぎる際に小さく「俺に合わせて」と呟いた


清光「まーったく、アンタってほんと鈍臭いわね〜使えないわ〜さっさと引っ込みなさい！！」

「ご、ごめんなさいいい！！」




しっしと手で私を追い払う仕草を見せ

わざと私を舞台袖にはけさせた

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