氷花が41輪 ページ43
｢«来ました»｣
そう、短い言葉で告げたのはユノ君だ。
『南部から来たか…………』
ユノ君の方に加勢に行くべきだが、住民達を放っていくわけにはいかない。
『«クラウス!!お前は村の中央部を守れ!!»』
｢«は、はい！！»｣
『ミモザはクラウスの補佐を頼む!!』
｢わかりましたわ｣
魔導書を開いて「氷羽の銀鷲」を発動させて南部に向かう。
『ユノ君。お待たせ』
かなりの人数だな。
敵のボスはどこだ……？話によれば、魔力を増幅させる魔道具を持っているらしい。
｢風魔法 風刃の叢雨｣
『氷創成魔法 氷龍の怒り』
風の矢が盗賊団を次々と撃ち落とし、荒れ狂う氷龍が盗賊団を氷漬けにしていく。
『ﾁｯ、キリがない!!』
人数が多すぎる。
まあ、人数が多いだけで全員カスなんだけどね。
｢おやおや、魔法騎士団ともあろうお方が情けないですねぇ｣
そこには、気色の悪いネックレスをつけた男が立っていた。
『これがボスかよ。随分と貧相なボスだな。
ユノ君。他の奴らを頼める？コイツは私が片付ける』
｢了解です｣
『絶対に住民達の方には行かせるなよ』
｢はい｣
そうして、私は敵のボスと向き合う。
｢ふっ。お嬢ちゃん1人でこの俺様に敵うと思ってるのかなぁ？｣
嘘〜、コイツ私の事知らないの？
魔力を増幅させる魔道具だかなんだか知らないけど、王族の魔力に敵うのかな？
『その言葉。そのまま返すよオジサン
氷創成魔法 氷矢の裁き』
10本の細い矢が、ボスに向かっていく。
｢そんな細っちい矢で俺様の防御を破れるのかな〜？｣
余裕そうに笑ったボスだが、
氷の矢はその防御をたやすく貫通した。
そのうちの1本は、男の足を貫通して、他の矢は男の体を掠めた。
『言っておくけど、その矢。強度はかなり高いんだよ。鋼だろうがたやすく貫く
って、足を貫通しただけで気絶とか雑魚すぎでしょ』
生かして捕らえろと言われていたから、わざわざ外してあげたのに。
『氷拘束魔法 断罪の氷蛇』
蛇が、男に絡みつく。
魔法も封じるから絶対に抜け出せないね。
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藍 - 私もランギルス大好きです！！ (2021年6月27日 2時) (
レス) id: a2a7e7555a (このIDを非表示/違反報告)
静宮(プロフ) - ブラクロのメガネキャラ少ないから、メガネキャラ=クラウスっていうのちょーわかります! (2019年10月8日 21時) (レス) id: f91aeb78a9 (このIDを非表示/違反報告)
弥生 - 頑張ります!!めっちゃ頑張ります!! (2019年8月26日 20時) (レス) id: e7a36c4a0e (このIDを非表示/違反報告)
アサミ - この小説好きなので、頑張ってください！ (2019年8月26日 17時) (レス) id: b2215db5f2 (このIDを非表示/違反報告)
コユキ - 私もランギルス好きです (2019年8月23日 16時) (レス) id: e70d128133 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生 | 作成日時：2019年8月21日 10時
