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コーヒーの匂いに誘われて ページ11

さとみside


7人揃えばいつも騒がしくて、やかましい奴等だけど、話し合いやリハーサルは真面目にそれぞれの意見を出し合う。

その切り替えは本当に凄いと、いつも思う。


意見を纏めながら仕切るなーくんに。

次々と新しい案を出していくジェル。

真っ直ぐな意見を繰り出すころん。

考えて来たものを上手にプレゼンするるぅと。

みんなの意見を踏まえた上で考えを言う莉犬。

客観的に話を聞いて案を統合していくのあ。


リスナーさんに喜んで欲しくて。

楽しみにしてくれてるみんなを、驚かせたくて。

俺たちは挑戦し続けることを決めた。

どんなに心ないことを言われたって。

辛い思いをしても。

____この仲間となら、乗り越えられると信じているから



「…じゃあ、今日はこんな感じかな?」

「疲れたー」

「ね、熱中しちゃった」

「飲み物用意するから、ちょっと待ってね」

「あ、のあ俺も手伝う!」

「莉犬くんありがとう」



ニコニコと話しながら莉犬と台所に向かうAに小さく息をつく。

よかった、体調は大丈夫そうだ。


「Aちゃん今のところは大丈夫そうだね」


こそっ、と安心したように俺に声をかけるなーくんに。


「ですね」


小さく笑みを浮かべて、そう返した。


「なに、2人で何話しとんの?」

「なんでもねーよ」

「怪しい!るぅとくん、絶対なーくんとさとみくん怪しいよね!」

「ころちゃん煩いです」

「えー!酷くない!?」

「ふふ、なんの話してるの?」

「のあが美味しいコーヒー淹れてくれた!」


真面目な話が終わった途端に騒がしくなるこの空気感が。

やっぱり、落ち着くし。

楽しそうな彼女の姿を見ているのが。


「さとみくん?」

「ん?なんでもない」


はい、と優しくコーヒーを手渡してくれる彼女の姿が。

やっぱり、俺は好きで。

落ち着く瞬間だ。


コーヒーの匂いに誘われて

(大好きな彼女と)

(大好きな仲間たちと)

(こうして過ごせる時間が)

(何にも変えがたい宝物だ)

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風雅(プロフ) - ゆあさん» 初めまして。コメントありがとうございます。少しずつですが、更新できるように頑張らせて頂きます。今後ともよろしくお願い致します! (2019年10月12日 9時) (レス) id: 4353acba07 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます!!頑張ってください! (2019年10月11日 22時) (レス) id: ae1b37537f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風雅 | 作成日時:2019年10月2日 16時

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