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声をかけられて見上げるとどこかで見たことある顔だった。
「あの時の……ペン拾ってくれた…」
恥ずかしくて名前知ってるけど知ってるなんて言えないし、、
玄「そうそう、ペン拾ったよ。俺は岩橋玄樹。君の名前は…Aちゃんだよね?」
なんで名前知ってるの…?
「うん…」
玄「何があったかは聞かないようにするね。一応部外者だし。」
優しい心の持ち主だってことは口調と表情でつたわる。
玄「人間ってさ欠点だらけだよな〜」
岩橋くんは歩き出しながらいきなりそんなことを呟いた。
「そうだね。」
遅れないように慌ててついていった。
ほんとにそうだと思う。だってわたしみたいな人間欠点しかない。
むしろいいところなんてないんじゃないかって思うくらい。
玄「しかもいいところと悪いところが偏ってるんだよな、
なんでだよってなる笑
でもさ偏っててもそれがその人であることには変わりないし、
それでその人が成り立ってるんだから
それで俺はいいと思うな〜」
岩橋くんって不思議な人。
わたしのこころを覗いてるみたいに的確なこと言っていく。
あんなに暗くて土砂降りだった心が晴れて行くみたいに
いつの間にか厚い雲の隙間に光が差してグラウンドの上に2つの影ができた。
玄「俺はAちゃんの偏りを補える存在になれたらいいな…」
車道わきで車の通過時にそんなことが聞こえた気がした。
いつの日からか孤独に慣れてしまってた、私。
でも岩橋くんがいたら、拒否してきた世界はとっても美しく輝いて見えた。
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おさかなばーがー(プロフ) - 玄くんさん» ありがとうございます。小説書くのが苦手なのでほんとに褒めていただき舞い上がっております← そして初めてのコメントで余計テンション高いです笑更新頑張ります! (2014年7月31日 6時) (レス) id: 796805ffde (このIDを非表示/違反報告)
玄くん - うわぁ、なんかイジメにあってる人かわいそう。でも、あとから恋に発展していく系大好きです(●^o^●)更新がんばってください!! (2014年7月30日 22時) (レス) id: 253fad8588 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おさかなばーがー | 作成日時:2014年6月30日 8時