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どれくらい時間がたったんだろう
いや、たぶんほんの数分だと思うんだけど
「お坊っちゃま！」
岩に張り付くこけをつついてたら
近くで急に呼ばれてびっくりして振り返れば、どこかの漫画で見たことあるようなタキシード姿の白い髭を生やしたおじさんが慌てた様子でこちらに向かって走ってきていた
「……え、おれっ？」
焦ったのも束の間
そのおじさんは俺の事なんか眼中にも入ってないらしく、すぐ通り抜けてはあの金髪男の前まで行くと、その白くて細い腕をぎゅっと掴んだ
「っやめて離してよ」
「心配したんですよ、大我お坊っちゃま」
「お坊っちゃま……？」
『おじいさんだれなの？』
金髪男を心配して、その腕を離そうとしていた慎太郎とAは、おじさんの意外な言葉に不思議そうに首を傾げる
「本日こちらに引っ越してきたのですが、いつの間にかお坊っちゃまが居なくなってしまって探しておりました」
安心したというように胸を下ろすおじさんに、金髪男はとても苦しそうに顔を歪めてる
「えっ、きょもってどっかの王子様なの？」
「きょも、ですと……？」
慎太郎の言葉に少し顔を歪めるおじさん。
もうすぐ太陽が俺たちを見下ろす頃
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青 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年3月4日 16時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
青 - はじめまして(*^^*) いきなりすみません...。 一つお聞きしたいことがあるのですが...。 この物語の題名の読み方ってなんなんでしょうか？ (2020年3月4日 16時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2019年9月17日 7時
