ハッピーエンドライフ

17th LIFE 「救いを与えられたように」 ページ22

すみれは警察に連れていかれた

勿論、現場にいた被害者として
私も行かなければならない

ただ心がモヤモヤしてスッキリしない

このまま彼女に罰を与えたとしても

私がこうしたといっても過言ではないのに

余りにもひどいのではないのか………

私も救いを受けたように…するべきなのでは…

警察署についたときには
外は鈍色の空、雨がぱらついていた



事情聴取をうけ被害者として認定

一応歳が歳で裁判にもかけれるし
被害届をだせると言われたが拒否した

彼女には未来があるし
巻き込んでおいて芽を摘むようなことは
したくない

さとう「彼女に言ってあげてください」


警察「…え？」

さとう「いつかわかるよって、
まだ戻れるよって」

警察「は、はぁ…」

警察はよくわかっていないような返事を
返してから
私を家までおくりとどけてくれた。

すっかり晴れた
もう朝だ
日の光がまだ冷たいけど暖かい

しょうこ「さとう…おかえり」


しお「さとちゃん！帰ってきたぁ！
おかえりぃ」

あさひ「お疲れ様です…」



さとう「ただいま！」


………………………………………………………………

救われたと思う

手を差し伸べてくれたから

愛は難しい

いろんな形がある

友情 友愛

親愛 恋愛

………まぁとにかくいっぱい

満たされないからって焦る必要なんて

無かったみたい

法を犯す必要なんてないし

愛を知った







けどもう……









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シアワセノモト

川

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