ハッピーエンドライフ

1stLIFE 「真実と希望」 ページ2

…
「しょうこちゃんあたしのこと拒絶したじゃない」

いきなりの修羅場
包丁を今まさに刺そうとしている彼女
松坂さとう
そして刺されそうになっている
飛騨しょうこ

松坂さとうは愛を知らなかった
そして
神戸しおという少女に会い愛を知る
そして
しおと暮らしていた

もちろん犯罪だがしおは捨て子で常識もあまり知らなかった
そして重要なのはしおの同意があって
一緒に暮らしていたわけだ

飛騨しょうこは「親友」が
行方不明の女の子を連れていた
そしてその子は
最近仲が良くなった
神戸あさひ
の妹であった
あさひに対しては恋に近い感情をうっすら持ってたりするらしい
…
…
口は塞がれていたがしょうこは無理でも語りかけようとする

しょうこ「やめてよ…さとう！このままあなたは罪に手を染めるの？」

さとう「もう遅いんだよしょうこちゃん。わたしねもう人を殺してるの…」

しょうこ「なんで？それをしおちゃんが知ったらどうするの？それにあたし…むぐっ…」

さとうはしょうこの口を塞ぐ

さとう「そんなこと今は関係ないよ。」
さっさと包丁を刺そうとしたがまたしょうこは足掻く
しょうこ「あたしは言ったよ本当にあたしの本音を…あの時は本当に間違ったことを言った
だけどね…さとう…あたしはあなたが
ずっと大好きなんだから！！刺したいなら刺して良いよ。それでもあたしは恨まない！」

静かな部屋にか弱く強い「大好き」の言葉がこだまする
さとうはただの命乞いだと思っていたが
どこか違うことに気づいた
苦くない。嘘の味がしない。甘いけれども
しおちゃんがくれるのと違う
これはしょうこちゃんが信じてくれるから？
わからない。

殺せない。本能が叫ぶ

殺さないと。と自分に言い聞かせる。

やがて涙が出た…止まらない
溢れる
こんなの見せられないのに

さとう「しょうこちゃん…どうしよう…」
しょうこは包丁を手放させて
ふたり向かい合って話した

さとう「今。人生の淵に立たされてると思うの。取り返しのつかないなにかをしたのは気づいてたけど…どうすればいいの…」

か細い声がギリギリ聞こえた

しょうこは気づいたこんなの悪いのは周りだと愛されるべきのさとうが愛されなかったんだ
間接的にも周りの環境が影響してる
だからこうなったんだと

しょうこ「さとう…あたし…あんたに憧れてたんだよ…」

さとう「…え？」

不意を突かれたような意外な言葉が彼女を驚かす




「あたしね。みんなと笑ってたい！」
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シアワセノモト

川

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