~真実の愛~ 【人形】

過去編~１~ ページ2

私は、人形の花。


【バール】っというお店に並んでいる人形の一つ。



ある日。売れ残った私を買ってくれた一人の男の子がいた。


そのこの名前は【片岡直人】


直人「お母さん。お人形買ってｰ! お願いっ！」



母「ほんとに？もう。おねだりがうまいんだから、(笑) 今日だけよ？」


直人「やった！ありがとぉ！あの子がいい 髪の毛もきれいだし、顔も可愛い！♡」


母「分かったわよ ちゃんと大切にするのよ？」


直人「うんっ！」




その後おうちにて、直人くんが【花】ってつけてくれたの。


お花みたいに綺麗だからってお母さんに言ってるところ聞いちゃった♡てへっ笑



直人「直人ねっ！この子花って言うんだ！花みたいにきれいだから！」


母「あらあら、名前付けたのね笑 」



直人「だって、名前ないと可哀想でしょ？」


母「そうだね」




それから、直人君は私にありとあらゆる場所に連れていってくれたの、

遊園地、動物園、水族館。


私直人くんが大好きだった。





けど、何年かたったとき、直人くんは私を売ったの。【バール】のお店に


バールのおばさんは「この子帰ってきたのね」っていったわ。


その事も悲しかったけど、一番悲しかったのは




直人くんに捨てられたこと。







、






、




胸が熱くなった。

涙が出そう。嘘。涙なんて出ない。


だそうと思っても、出ないの。流せないの。








、





、







直人くんは今日

私を売りました。けど、理由は大きくなったからって。

【花】って言う名前は、直人くんが



直人「あの。この子の名前【花】って名前に固定してあげてください。」



バール「わかりました」




って会話してるのを間近できいたの。ほんの少しだけ嬉しいと思ったわ。


だって、直人君が大好きだったから。




ありがとう。直人くん

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