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中立 ページ9

貴方side



アリスを使いすぎてどうも体が重たい。
そして、教室がどうも騒がしい。
思いまぶたを擦りながらゆっくり目を開ける。




貴方「....?」


スミレ「使い捨てのいくらでも代わりがきく
一般市民とは格が違うのよ!」





スミレが大声で水玉の子に言っていた。
状況がうまく飲み込めずポカーンとしていると、
ルカが状況の説明をしてくれた。

棗を変態呼ばわりして、クラスの反感をかったうえ
アリスが分からないときて、言い争いになっているらしい。





蜜柑「アリスがそうでない人より上やなんて
うちはおもえへん。
あんたらが人より上のものがあるとしたら
その腐った根性じゃボケ!」





なかなかパンチのある一言をはなった。
それは、今までアリスとして特別な待遇を受けてきた子達にはきつい言葉だったのかもしれない。
一人の子が馬乗りになって殴ろうとした。
これは、少しまずいね。




貴方「だめだよ?女の子にてを出したら」


男の子「A...
でも、こいつは俺たちのことを..」





僕が言うと、男の子は気まずそうな顔をした。
でも僕は、あくまで中立の人間
どちらの味方もしない。
水玉の子に向き合った。





貴方「あのね。君の言うことは正しいと僕は、思うよ」


蜜柑「そやろ!」


貴方「だけどね。
この国をアリスが支えてるって言うのも事実...

皆将来役に立つために、一般では考えられないような
苦労とか我慢とかしてきてるの
だから、あんまり悪く思わないでね。

皆本当はすごく良い子達ばっかりだから」微笑


蜜柑「...うん/////」




女の子達「かっこいい..///」

念力「さすがAくんの言うことは違うな」

狐目「素直になれるよね」





よかった。とりあえずクラスが落ち着きを取り戻し始めた。
この辺で次の流れは棗に任せよう。
棗の方をちらりと見る。





棗「お前このクラスに馴染めなかったら入学出来ないらしいな
ここから見える森を通って高等部に足跡残してきたら
お前のこと認めてやるよ。」






僕からしても予想外の出来事だった。
棗がこの子のことを気にしているのは知ってたけど、
まさかここまでのことをさせるとは思っていなかった。

聞くところによると、この子はまだアリスが分かっていない。
そんな子が、北の森を抜けるなんて難しいだろう。





貴方「ふふっ....」




でも、この子なら大丈夫な気がする。
久しぶりに面白いことが起こりそうだ。
僕は、期待に胸をふくらましながら待とうとしよう。

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作者名:チョココロネ♪ | 作成日時:2023年6月18日 9時

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