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見栄 ページ38

少し前



委員長「Aくん!
僕お化け屋敷をするから
よかったら、遊びに来てね」


貴方「勿論いくよ〜」




僕は、お化け屋敷なんて大嫌いだ。

いや、そもそも怖いものが嫌いだ。
それなのに、軽率に返事をしてしまった自分を恨む。




ルカ「A...
そんなに怖いならやめておいたら?」


貴方「だって...行くって言っちゃったんだもん」





腹をくくって行ってみよう!
気分を奮い立たせてやって来た潜在能力系ブース

しかし、いざお化け屋敷が近づくと緊張で足が強ばる。





棗「行くんだったらさっさと行くぞ」


貴方「ひぃ....」ズルズル





列に並ぶことを躊躇っていると、
棗が僕の首根っこを掴み引きずっていった。

そんな様子を運悪く委員長に発見される。





委員長「あ!Aくん!
....って、ごめんね僕、A君が怖いものが苦手なんて知らなくて
無理に誘ってごめんね」ウルウル





う“っ......。
委員長みたいな美少年にそんな顔されたら困る。

なんだか、申し訳ない気持ちになって嘘をついた。





貴方「僕、怖いもの大好きだよ...!
すっっごく楽しみだなぁ...⤵」



委員長「ほんと!?よかった〜
じゃあ、エントランスに優先して入れてもらえるように言っとくから!」



貴方「えー悪いよー楽しみだなぁ...」



棗,ルカ「.....」






そう言うと、委員長はさっと奥へいってしまった。
くそ....何で言わなかったんだ。

僕は、本当は怖いものは苦手だって
お化け屋敷なんてとんでもないって....

そして、あっという間に僕らの番になった。

真っ暗闇に放り出され、
僕の恐怖はますます高まる。






棗「いくぞ...」


貴方「あ!待ってよぉ...」






僕は、棗とルカの腕をしっかりホールディングして歩く。

基本殺られるのは端からだ。
このフォーメーションを崩さずいけば僕は生き残れる。
そう確信していた。

神よ、勝利の女神は僕に微笑んだみたいだ。
そんなことを呑気に思っていた。

しかし、前方にお婆さんがたっているのを見て言葉を失った。





貴方「棗!るか!ばばあがいるよ!」


棗「そりゃ、お化け屋敷なんだからなんかはいるだろ」


貴方「いやぁ...絶対あのばばあ走ってくるじゃん...」半泣き


ルカ「A..っ
そんなにばばあ、ばばあ連呼してたら」



ばばあ「そんなにばばあ,ばばあ言うんだったら
お望み道理追いかけてやるよ!」





激昂したばばあが追いかけてきた!




貴方「いやぁぁぁぁ」

逃げる貴方追うばばあ→←秘密主義



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作者名:チョココロネ♪ | 作成日時:2023年6月18日 9時

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