策略 ページ4
初校長side
コンコン...
小さなノックの音が部屋に響く。
そのノックに対して返事をすると、鳴海先生が入ってきた。
腕には、私の望んでいた人物が抱かれている。
初校長「小学生相手に随分時間がかかったようですね」
鳴海「申し訳ありません。」
綾瀬A
小学2年生
アリスはコピーのアリス
しかもこの子の両親は....ときた。
何としても手に入れたい人物であった。
そんな子が、私の策略でやっと手に入ったのだ。
鳴海先生のアリスをコピーさせて、暴走させた。
暴走したことで、この子は家には変えれなくなったということだ。
初校長「..もう下がっていいですよ
この子はそこに置いていってください」
Aをソファーに寝かせて、鳴海先生は退出する。
Aは、相当強くアリスを使われたようで目を覚まさなかった。
いつもなら、もう自分のものになったものにはそこまで興味は湧かない。
しかし、この時は違ったのだ。
制御面をつけられた君の顔を見てみたくなった。
初校長「....」
起こしてしまわないように、ゆっくり面を外す。
その瞬間君は、目をゆっくりと開けた。
貴方「..んっ。だれ..?」
制御面を外した影響で、フェロモンの甘い香りが少し漂う。
美しい人形のような顔がそこにはあった。
女の子だと言われてもきっと疑わないであろう。
美しい中に残る愛らしさ
雪のように白い肌。
透き通った瞳は、見るものを引き込む宝石のようにも見えた。
一応誤解を説くためにいっておくが、私は、ショタコンなのでは全くない。
しかし、君の美しい容姿には心を奪われていたのだ。
初校長「..//////っ」
貴方「...?」
きっとこれは、フェロモンのアリスのせいだ。
そう思い机から小箱を取り出してAに渡した。
君の瞳と同じ色をした石がついたピアス
君は、小箱を開けてそれを見ると、うっとりしたような顔をした。
ピアスで喜び、
穴を開けるのに顔をしかめる。
そんなちょっとしたことが可愛らしかった。
貴方「ここどこですか?
早く帰らないと、怒られちゃう」
初校長「君は、もうあそこには帰れないんだよ
力を暴走させてしまったら、強制入学になるルールがあるんだ
ちゃんと君のお父さんとお母さんの許可も頂いているよ...⁉」
いきなり静かになったかと思うとAは、ポロポロ涙を溢し始めた。
家に帰れないことを不安に思っているのだろうか?
貴方「僕、捨てられちゃったんだ...」ポロポロ
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作者名:チョココロネ♪ | 作成日時:2023年6月18日 9時