男装少女は秘密主義 (ページ25)

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能力系ページ25

ある日のお昼の事

僕は、眠い目を擦りながら森を歩いていた。
すると、後ろから誰かが僕をつけていることに気がついた。

貴方「なあに..ぺる」

ペルソナ「さすがだな
人気者は尾行にはすぐ気づくか」微笑

貴方「あー！
それ今バカにして言ってる
はいはい。そういうことでいいですよ
で、用事は何？」

ペルソナ「そろそろ能力別クラスに顔を出したらどうだ？
あいつらも会いたがっている」

そうそう。言うのを忘れていた。
僕の能力系は、普通なら特力系だ。

だけど、僕は危険能力系だ。
理由は、アリスを使いすぎたら暴走するから。

この学園にしては妥当な判断だと自分でも思う。
だけど、その一方僕はそれを不服に思っていた。

貴方「危険能力系のみんなの事は嫌いじゃない
だけど、僕は、特力系がよかった。
他のみんなと同じように文化祭とかもしてみたかった...」

ペルソナ「今さら仕方ないだろ
校長がそう判断なさったんだ」

貴方「でも、滅多に暴走なんてしないし
入ったときよりコントロールもうまくなったし....」

僕がそんなことを言っているとペルソナの顔が暗くなっていった。
それに気がつき慌てて黙る。

ペルソナ「そんなに嫌か？」

貴方「そうじゃないよ！
ただ....」

ペルソナ「...ただ？」

ただ普通の子のような学園生活をおくってみたい。

そういいそうになった言葉を飲み込んだ。
いってはいけない。
これじゃまるで危険能力系が普通じゃないみたいじゃないか。
て言うかそもそも普通ってなんだ。

自分に少しあきれてため息をついた。

貴方「ううん。何でもない
みんなに会いに行こっか！」

ペルソナと一緒に危険能力系の教室までいきドアを開けた。
そこにはお久しぶりの顔が並んでいて、
皆温かく出迎えてくれた。

のばら「Aくんがなかなか来てくれないから寂しかった..」

ルイ「今日も相変わらずかっこかわいいわね！
ほーら。お姉さんですよー☆」

颯「別にお前なんかずっと来なくてもいいんだぞ！///」

....おっと。1部例外もいるみたいだ。

僕の危険能力系でのお姉さん？ルイねえ
優しくしてくれるのばらちゃん
なんやかんや面倒見のいいはじめくん
それと、ツンデレの颯

貴方「今年も文化祭の出し物ないねー」

ルイ「そんなことよりこっちでゲームしましょ」

危険能力系の皆は、優しくて家族みたいなかんじだ。
他の能力系なんて関係ない。
僕は、ここが好きだ。