男装少女は秘密主義 (ページ18)

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青空ページ18

貴方「もういいじゃないですか
早く授業をしましょうよ」

一発触発
重い空気が流れていた。
僕は、じんちゃんと蜜柑の間に入る。

神野「きさま....どけ
今その面をつけているお前に何ができる」

貴方「...まぁ結界は得意なもんでね」

神野「ほう....おもしろい
それでは試してみようじゃないか」

面をつけている影響は大きい
だけど、人一人守れなくてどうするんだ。
僕は、精一杯結界を使った。

ﾊﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ....
蜜柑への攻撃は避けられた。
でも僕のほうは避けきれない。
覚悟を決めて目をぎゅっとつむる。

蛍「A！」

蛍がさっと僕に何かをパスする
それは、攻撃を倍にして返す鏡だった。

じんちゃんはその影響で真っ黒焦げた。
そしてそのまま倒れてしまった。

貴方「やっちゃった.....
あーこれはちょっときついよ....」

元々僕は、いい子ではないけど
それなりに節度は守っていたつもりだった。

だけど、最近はどうもうまくいかない。
流石に先生倒しちゃうのわねー

蛍「行くわよ」

貴方「え...ちょっと」

悶々と考えている僕と
ポカンとしている蜜柑の手を引いて
蛍は教室を飛び出した。

綺麗な青空が広がっていた。
まるで今日の僕の行いなんてとてもちっぽけなものに見えた。

蛍「蜜柑を庇ってくれてありがとう」

貴方「いいよそんなの
見てて気分がよくなかっただけだから
それに蛍の鏡がなかったらきつかったよ」

蜜柑「Aが助けてくれるとはうちも思ってなかった。
Aってやっぱりいいやっちゃなー
かっこよかったで～」

そのあと３人で他愛もないはなしをして時間を潰した。
あまり関わるつもりもなかった二人を今日少しだけ知ったような気がした。
もっと二人と仲良くなれたらいいな。

........数日後

僕らの罰則が書いた紙が張り出された。

今井蛍

☆☆☆→☆

佐倉蜜柑

１週間放課後掃除

綾瀬A

神野先生の放課後雑用かかり(１週間)

貴方「え....
なんか僕の罪おもくない？」

蛍「大変ねがんばって」

その１週間は毎日神野先生が帰るまで
学園中を走り回る雑用係Aちゃんの姿があったとさ

めでたし、めでたし、