男装少女は秘密主義 (ページ17)

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星なしページ17

ある日の昼休みのこと
学園はあるひとつの噂で盛り上がっていた、？
そう。蜜柑の星階級が星なしだったことだ。

そんなの前例がなかったものだから。
皆その話題で持ちきりだった。

貴方「いくらなんでもそんなことしなくていいのにね
じんちゃんも更年期なのかな？
ちょっとゴミ箱被っただけで....」

ルカ「なんか変な感じだよね
俺もちょっと佐倉のことは気になってるんだ」

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貴方「え⁉ルカあのこが気になってるの！？
初恋じゃん！おめでとー
お赤飯炊いてもらった方がいいかな？」

ルカ「違う！！そんなんじゃないよ////」

貴方「あははは
わかってるよ。顔真っ赤でおもしろい」

なんてふざけて言ってみたら
ルカは、ぽこぽこと僕を殴った。

その反応が面白くて僕は、続けていった。

貴方「好きなタイプは？」ﾆﾔｯ

ルカ「そんなのまだわかんないよ////
でも、Aみたいな子がいいな..」

貴方「お？....////」

ルカ「ほら。Aだってすぐ顔真っ赤じゃん
さっきので照れちゃってるじゃん」

どうやら今回はルカの方が１枚うわてだったみたいだ。
ちょうどそこに蜜柑がとおる。

そこで僕ら二人が考えたのは同じこと。
ルカのてをぎゅっと握って蜜柑の方へと走る。

ルカ「お前多分学園に目をつけられてる
いくらなんでも星なしだなんてありえない。」

貴方「きをつけて。
学園の大人は信じすぎちゃダメ」

これが今の僕らに言えることだ。
これ以上は憶測の範囲でしかないから話せない。
蜜柑に何か言われる前に僕らはその場を離れた。

そして、じんちゃんの授業中
蜜柑はどこか上の空だった。
先程のことが気になって頭に入っていないみたいだ。

神野「授業中だということを忘れて
すっかり失念しているみたいだな新入生
星なしという処分だけでは足りないようだな...」

蜜柑「あ...あの」

....バチん
雷のアリスが蜜柑に当たった。
蜜柑は椅子から落ちて体を細かく震わせた。

神野「お前には言ってなかったが
私のアリスは雷のアリスでね..
よくこうバカに罰を与えるのに使う

私はお前のようなやつが大嫌いだ。
昔、お前と同じアリスを持つものがいたが
お前のようなやつで挙げ句のはてろくな死に方はしなかった」

ほんの一瞬だけどじんちゃんがすごく悲しそうな顔をした。
しかし、アリスを使うのはやめようとしない。
まだ蜜柑をぎっと睨んでいる。