不可抗力 ページ16
ソファーに押し倒されたような状態になっていた。
それで僕はわかってしまった。
自分がアリスを使えないと本当に非力な子供になってしまうことを
初校長「ね。抵抗できなくなっちゃうでしょ
だからあんな危ないことしちゃ駄目だからね」ﾁｭｯ
貴方「な///」
初校長「はい//お仕置きは終わり！
早く学校行ってきな」
初校長が僕に軽くキスした。
仮面越しではあったけど、妙に恥ずかしくて
顔がかぁーっと熱くなった。
だけど、仮面をつけているから向こうにはばれていない。
僕は、そのあと準備してから学校に向かった。
ああいうところがあるから嫌なんだ。
僕が子供だからってからかうのが気にくわない。
初校長「何やってんだろう///
一晩一緒にいて頭がおかしくなったのかな..
Aは、男の子なのにあんな事するなんて/////」ﾎﾞｿｯ
初校長が僕が行った後にそんな事をぼやいていたなんて勿論知らない。
神野「Aか
さっさと座れ。
とっくに授業は始まっている」
貴方「今回は不可抗力だから許してね」
アリスなしで学校に着くには大分時間がかかってしまった。
学園の敷地は結構広いからね。
お面をｺﾝｺﾝと指差しながら言い訳を言った。
神野「言い訳をするな！
お前も星なしになりたいのか」
どうやら、じんちゃん(神野)は期限が悪いらしい。
肩にカエル乗ってるし
まるでゴミ箱を頭から被ったみたいだ。
キーンコーンカーンコーン...
授業の終わりを知らせるチャイムがなり
じんちゃんが出ていった教室で皆が一斉に喋った。
心読み「どこ行ってたのー？
皆心配してたよ」
貴方「ちょっとね
ごめんね。心配かけちゃって」
スミレ「A..
その制御面って電流が流れてるんじゃ」
貴方「あーそういうのもあるらしいね
これは、流れてないから大丈夫
アリスが使えなくて苦労するだけだよ
ありがとう。スミレ」
スミレも含むクラスの皆が安心しきったような顔をした。
電流なんて物騒なものを流す野蛮人普通はいないだろうに
席につくと、棗とルカにじっとみられた。
顔や腕足に傷がないか
二人は入念に見ていた。
貴方「心配しなくても殴られたりなんかしてないよ
大丈夫だから」
棗「心配してた
なんでも一人で抱え込むんじゃねえよ」
ルカ「そうだよ
起きてびっくりしたんだからね！」
僕って愛されてるなー
なんて思いながら二人をぎゅっと抱きしめた。
貴方「ありがとー二人とも！」
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作者名：チョココロネ♪ | 作成日時：2023年6月18日 9時
