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警報 ページ13

棗はとても怒っていた。
どうやら、自分の作ったルールを無視して
ゲームに勝とうとしたのが許せなかったらしい。

それと、少し勘違いをしているみたいだ。
水玉は僕らを人質にとった卑怯なやつだと思っている。

 


貴方「棗!違うよ」


棗「Aは黙ってろ
こんなゲームさっさと終わらせてやる」





全く聞く耳を持たない棗
こうなってしまえば誰も止めることができない。
委員長,蛍の順番に火で囲っていく。

絶対絶命の状態だ。
だけど、きっとこの子なら大丈夫
どこかでそう思っていたから手をかさなかった。




蜜柑「火を止めろあほーっ!」





水玉が棗に飛びかかったのと同時に強い光が...
ほらね。やっぱり大丈夫だった。
彼女のアリスは、無効化のアリス

その名の通り、相手のアリスを無効にするアリスだ。
そして今、棗のアリスを無効にした。

この子もしかしたら素質があるのかもしれない。
棗のアリスを止めるなんて...



ザクッ...地面を踏む音
子供にしては大きすぎる影

うちゅー♡鳴海だ。
棗は、鳴海によって眠らされてしまった。





貴方「うわぁ...」引く



鳴海「連帯責任でA君も?♡」

貴方「ぼくはいいや....」





鳴海の問いに対して食いぎみに答えた。
本日2回目の醜態の棗..かわいそー
ふにゃふにゃになった棗をルカと二人で木陰に運んだ。

その間も水玉の入学の話はどんどん進んでいっていた。
棗の手当てをしながらそれを、流し聞く。




棗「.....っ」


貴方「棗?大丈夫?」


棗「......」




ドンッ....
大きな爆発音が鳴り響いた。

当たり前だけど、棗は、すごく怒っていた。




棗「ナル....てめぇ
ぶっ殺してやる...」


鳴海「だろうねーすごく怒ってると思ってた
恥ずかしいよね〜あんなの見られたら♡」


棗「黙れ!」




ウーーッ....
遠くの方でなる警報音
それに棗はピクリと反応する。

これは、よろしくない。
これがなってしまったらなにも言い逃れできなくなってしまう。




鳴海「早く逃げた方が良いんじゃない?
そうじゃないと君の苦手な彼が待ってましたと言わんばかりに
こちらにやって来ると思うけど?」





ハンカチで額から出る血を拭いながら鳴海は言った。
間違っていない。
僕らはここから離れることにした。
その前に棗はぐいっと親指をしたに下げる。




棗「自分からここに来たことを精々後悔するんだな
この能天気野郎
いくぞAルカ」

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作者名:チョココロネ♪ | 作成日時:2023年6月18日 9時

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