脅し ページ11
蜜柑「まさか天使ちゃんまで来るとは思ってなかったなー」
僕を縄で縛りながら彼女は言った。
どこからかドスドスピヨが歩く音も聞こえてくる。
それを、ルカにアリスで止めてほしかったそうだ。
蛍「まあ嫌なら良いんだけど
私鶏肉好きだし.....」
ルカ,貴方「うわぁー！！」
かわいそうなピヨを助けるために
きっとルカはアリスを使うんだろうな。
ルカは、アリス見られるのを嫌がるのにかわいそうだな....
他人事のようにぼやっと考えていた。
ルカ「わかった。やるよ
だけど、Aも手伝ってくれるよね？」
お...？予想外の言葉が飛び出した。
僕が？ルカと？動物フェロモン？
この子達の前で？？
貴方「え...いやだよ」
ルカ「じゃあ俺も嫌だ」
蜜柑「えぇー！」
フェロモンのアリスを制御するのは苦手だ。
それにあのアリスは、人前であんまり使いたくない。
良いアリスだけど,見られるのは恥ずかしいから...
いきなり、蛍ちゃんがごそごそとポケットを漁りはじめる。
出てきたのは一枚の写真だった。
貴方「...⁉」
蛍「偶然こんなのが撮れたの」
写真は、僕が本部の花瓶を割ったときの写真だった。
うそだ....ばれないように治したのに
見られないようにすぐ逃げたのに...
こんなのが先生達にばれたら怒られてしまう！
貴方「蛍ちゃん...
その写真はちょっと...」
蛍「蛍でいいわ
よろしくね.....A」ﾆｯｺﾘ
本当に不気味な笑みだった。
どうやら、僕も手伝わなければいけないらしい。
さもなければ、どうなるのかなんて分かりきっていた。
貴方「絶対にみちゃダメだからね」
僕とルカは、３人によーく釘をさして
アリスを使った。
それなのに......
蜜柑「...ぶぶっ
そりゃ隠すわなー！」
貴方「もういい。早く帰ろルカ///」
僕はルカを連れて帰ろうとした。
すると、反対の手をｷﾞｭｯと握られる。
手に持っているのは毎度お馴染みの写真
しかし今回は、ルカも写っている。
僕らがピヨにメロメロになっている写真だ。
蛍「旅は道ずれって言うじゃない
.....Aちゃん？...」ﾆﾔｯ
貴方「...」ﾋﾟｸｯ
蜜柑「天使ちゃんはAって言うんやなー
そういえば、鳴海先生もいうてたわー
よろしくーA」
水玉の子は、スルーしたけど
蛍は僕をAちゃんと呼んだ。
ふざけているだけには見えなかった...
この子はどこまで知ってるのかがわからない、危険だ。
ここは従っておこう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チョココロネ♪ | 作成日時：2023年6月18日 9時
